新カラマーゾフの兄弟 下

亀山郁夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309024233
ISBN 10 : 4309024238
フォーマット
出版社
発行年月
2015年11月
日本
追加情報
:
769p;20

内容詳細

現代日本を舞台に世界文学最高作の謎がいま解かれる。父殺し、遺産と女、兄弟の葛藤、そして謎の“教団”…桁外れの超大作!

【著者紹介】
亀山郁夫 : 1949年栃木県生れ。ロシア文学者。前東京外国語大学学長。現在、名古屋外国語大学学長。『磔のロシア』で大佛次郎賞、『謎とき『悪霊』』で読売文学賞、翻訳ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』で毎日出版文化賞特別賞、プーシキン賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO さん

    この上下2巻は、かなりなボリュームの本ですが、私にははるかに元の「カラマーゾフの兄弟」よりも読みやすく思われました。やはり日本を舞台設定としており、しかも有名な事件も題材にしています。二つの物語、作家ご自身の分身のような話と、日本版カラマーゾフの話が絡み合うのですがそんなに読みにくくはありませんでした。また原作を先に読んだ方がいいという人もいますが別に私はそれにとらわれる必要はないと思います。作者の分身が下巻の途中でカラマーゾフのあらすじをしゃべっています。私はこれで十分正月を楽しめました。

  • Vakira さん

    下巻769ページ、875gあ〜重い。やっと読了。亀山氏は解説本の方が全然面白い。本作はかなりミステリーに偏り過ぎ。ほとんどの読者はドスキーのカラマを読んでいらっしゃるだろうから親父さん殺害の犯人を知っているので、謎解きになっていないんだよね。子供たちへの読書講演のカラ兄粗筋説明とK氏大学の授業のカラ兄解釈講義の部分は面白く読めた。新カラマ結局カラマストーリーの焼き直し。新鮮ではないし、ちょっと人間ドラマ不自然感。ドスキー挑戦は認めるが何を訴えたかったのかなぁ〜?黒木りょう(アレクセイ役)の生命哲学だったか

  • けいご さん

    人間自身によって作られたルールの下には隠しきれていない本能が見え隠れしていて、それぞれの人と人の間にそれらが相互作用をおこすことによって「人が死にやすい環境を作り上げる」事もある。ほとんどの人は口では言わないが誰しもが「あいつが死んでくれればいい」と本能では思っている事を直視せずにあえて見逃しているのだけど、それに気づいたとて容易に本能の鎖から逃れられない事も事実。その鎖を引き裂く事が出来る方法を見出せた時初めて「カラマーゾフの兄弟は完結する」そう言われた気がする1冊でした★多分w

  • ココロココ さん

    【猫町倶楽部・名古屋文学サロン月曜会の課題本】亀山先生のカラマーゾフの兄弟への愛情が伝わってくる。そして、本家のカラマーゾフの兄弟を読んでない人は、まずは読めと。恐怖は本能、罪の意識は理性。

  • ケニオミ さん

    これまで誰も挑戦しえなかった世界文学の頂点に君臨する作品の続編は、やはり執筆されるべきものではなかったようです。本書は『カラマーゾフの兄弟』の父親殺しの解明を、日本で発生した同一と言えるような殺人事件を用いて行っただけの様な作品でした。それも解明の方法は夢や一種のトランスでの経験に頼っているため、亀山先生の独りよがりの解釈であり、作者が文学者としての努力を怠った一種の逃げのように思いました。所々ドストエフスキーが憑依したのではと思われる箇所があり、楽しんだのも事実ですが・・・。期待外れということですかね。

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人物・団体紹介

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亀山郁夫

1949年、栃木県生まれ。ロシア文学者、名古屋外国語大学学長。東京外国語大学外国語学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。天理大学、同志社大学を経て、1990年より東京外国語大学外国語学部助教授、教授、同大学学長を歴任。2013年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載

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