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サーカスが来た! アメリカ大衆文化覚書 平凡社ライブラリー

亀井俊介

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582767865
ISBN 10 : 4582767869
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2013
Japan

Content Description

「エリート文化と大衆文化は絶えず衝突しあいながら、同時に交流もしあって、アメリカ文化という一つの総合体を作ってきた」ハリウッド、西部劇、ミンストレル・ショー、ターザン、講演興行、そしてサーカス。アメリカ人につねに夢と希望を与えてきた大衆文化。その魅力と興亡を論じた、アメリカ文化研究不朽の名作。日本エッセイスト・クラブ賞受賞作。

目次 : サーカスが来た!―世界の驚異を運ぶ機関/ オペラ・ハウスで今夜―大衆演芸の世界/ さすらいの教師たち―にぎやかな講演運動/ ガンファイターへの夢―ダイム・ノヴェルから西部劇へ/ ターザンの栄光と憂鬱―二十世紀のヒーロー/ ハリウッド、ハリウッド―希望の星かがやく「聖林」/ ジープに乗って山こえて―わがアメリカ大衆文化

【著者紹介】
亀井俊介 : 1932年、岐阜県中津川市生まれ。アメリカ文学者、比較文学者、アメリカ文化研究者。東京大学文学部英文科卒。同大学院人文科学研究科比較文学比較文化専攻博士課程修了。文学博士。東京大学助教授、同教授、東京女子大学教授などを経て、岐阜女子大学教授、東京大学名誉教授。1971年、『近代文学におけるホイットマンの運命』により日本学士院賞、1977年、『サーカスが来た!』により日本エッセイスト・クラブ賞、1996年、『アメリカン・ヒーローの系譜』により大佛次郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 1.3manen

    1976年初出。評者はサーカス経営学を志向した時期もあった。子どもの夢というか、大道芸、ピエロといったイメージもある(新聞広告1973年、9頁)。3ドル50セントとか書いてある。私は幼い頃、テントの中一度だけ見た記憶があるが、どうだったか感想までは憶えていない。1830年、アーロン・ターナーのテント・ショー(21頁)。ローマ大競技場の戦車競走は古代サーカスの華(19頁)。20Cはリングリング一家がサーカスの中心とのこと(39頁)。マーク・トウェインは社会批判しても聴衆を楽しませた(158頁)。自分を卑下。

  • ハチアカデミー

    テクストからは読み解くことの出来ない、アメリカの大衆娯楽の文化史! サーカス、オペラハウス、講演(講談)など見せ物の成立と受容から、ガン・ファイター、ターザンといったアメリカの夢見た人物像、そして映画まで、人々の愛したアメリカ文化をエッセイ風に論じる。マーク・トウェインが壇上で人々に話をすることで生活資金を稼いでいた(その道ではメルヴィルは人気が出なかった)ように、その影響は当然文学にも及ぶ。さらには、教会での牧師の談話とも関わるし、80年代以降のラップにまで連なる。文化史の見本のような一冊である。

  • ズバリ

    サーカス、西部劇、ターザンなどの大衆文化から見たアメリカ。「さすらいの教師たち」の章、アメリカでは19世紀に講演会の聴講が流行したとのこと。マーク・トウェインも講演者としてかなり稼いだらしい。教会で説教を聞く文化があるアメリカらしいなと思った。亀井先生の他の著作にも出てくる「アメリカのアダム」論にも触れている。アメリカの映画や小説をもっと知るのにも、この論はすごく有意義だと思う。

  • takao

    ふむ

  • shamrock

    アメリカショービズ界の歴史ともいえる。アメリカ文学を読む機会が多く、今後の理解を深めるのに役に立つかと思う。

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