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イスランの白琥珀 創元推理文庫

乾石智子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488525132
ISBN 10 : 448852513X
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「この子は稀なる闇の種を抱いている。偉大な魔道師になろう」国母イスランに見いだされた大魔道師ヴェルナイ。国母亡きあとの後継者争いで裏切られ、名声も地に墜ちた。それから数十年、密かにオーヴァイディンと名を変えて生きていた彼は、無実の罪で捕らえられた女族長を助けるが…。謎に包まれた魔道帝国の歴史が明らかに。巻末に書き下ろし掌編「イスランの黒猫」を収録。

【著者紹介】
乾石智子 : 山形県生まれ、山形大学卒業。1999年教育総研ファンタジー大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゆうこ

    後半少し走ったように感じましたが期待を裏切らない本でした。一人の魔道士が歩んできた大国イスリルの盛衰と復活の話。独占欲の強い皇帝とおもねる議員たち。賄賂と金にまみれ本来のいくべき姿を失っている国で、その現実を憂い、国母イスランの思いを繋ごうとする、魔道士オーヴァイディン。国の指導者に翻弄され自分の名前さえ語れなかった魔道士が最後に語った言葉『戻るのさ、大昔の魔道士に』そして高らかに名乗るその名はヴュルナイ。引き込まれました。

  • Satoshi

    ◎再読。確固たる世界が確立されたオーリエラントの物語。今回はいつもの隣の国イスラン帝国の物語。主人公のヴュルナイはイスランに見出され、世代最強の魔導士になる。奮闘するも王位継承の際に不意打ちされ、すべてが嫌になり、名前を捨て生きることに。そこから100年近く。失った理想を見出し、またヴェルナイが輝く。そばには普通の人たちが身を奮い立たせ、己の使命を全うする。

  • Satoshi

    ◎この前読んだ魔道士の月に出てきたディバドール亡き後のイスリル建国の話。建国当時からの魔道士オーヴが主人公。イスラン亡き後の妹とルードの子供達が王座を継いだが、うまくいかない。傑物は出てこないもので、むしろ野の人たちの中には傑物が多くいる気がする。魔導士を生み出す魔道士というのが、新鮮。人に優しいが人の気持ちを顧みないオーヴの話。

  • mako

    読みだしたらやめられない系の物語。主人公一人の大活躍ではなくて、チームの妙がおもしろい。

  • shiman

    「にゃ、なんかおる」のひとりファルファリラは佐藤史生の描く心身ともに屈強でしなやかな女族長を想像しつつ、文庫で再読。

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