密姫村

乾ルカ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784758411653
ISBN 10 : 4758411654
フォーマット
出版社
発行年月
2010年10月
日本
追加情報
:
20cm,251p

内容詳細

変種のアリを追って、東北の山村に迷い込んだ、東京の大学の講師で昆虫学者の山上一郎は、瀧埜上村の仮巣地区の人々に助けられ、命をとりとめた。優しくて、親切な村の人々。だが、その村にはある秘密が…。

【著者紹介】
乾ルカ : 北海道在住。2006年に『夏光』で第86回オール讀物新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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これは女性の方が深く共感できると思います...

投稿日:2013/05/24 (金)

これは女性の方が深く共感できると思います。ホラーなのですが、美しい愛が描かれている所もあり、読み終わった後の後味は良かったです。僕は勘が鈍いので、展開が予測できずに、読んでいたのですが、ラストは 約束 というものの持つ大切さを思い知らされました。本当はもっと色々書き込みたいのですが、ネタばれすると不味いと思うので、ホラーだけど愛の美が描かれていました、で終わりにしておきます。

ひ〜ちゃん さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • takaC さん

    うわ。とても不気味で、とても怖くて、とても面白かった。血は途絶えないどころか、進化してるし…

  • 財布にジャック さん

    帯に「すごいすごいすごい」という赤い大きな文字が躍ってましたが、ホントにすごかったです!人里離れた村が舞台で、「よそ者は、ここから先は行ってはいけない」と言われると行ってみたくなりますよね。ちょっとグロい描写が気になるものの、ラブストーリーがベースで、グイグイ読ませます。だって、行ってはいけないその先が、気になって気になって、勿論一気読みしました〜!これをもし京極夏彦さんが題材にしたら、あと500頁は余裕で書けたと思うと、頁が少なめなのが残念です。

  • 相田うえお さん

    ★★★★☆19074 作品毎に作風が極端な作家さんって、明るい作品を白◯◯,暗い作品を黒◯◯って言いますよね。ルカ先生も両極な白黒作品が多いですよね。だだ、白ルカの対極はグロ系の黒じゃなく怖〜い闇の黒。んで、本作品は多分、黒。新種のアリを探しに崇拝的魔境?隠れ里?に移り住んだものの、その村で摩訶不思議な事が...と始まります。前半はホラー色が強いんですが、後半は何故か恋愛ストーリーに変化していきます。っていうよりも、前半の主人公が母ちゃんだったのに、後半からは娘が主人公と思ったらラストは孫娘かい!忙しい〜

  • PSV さん

    何とも言い難い、変な感じの作品。アンバランスと言えばアンバランスだし、良い意味でも悪い意味でも、前半と後半のテイストの違いが何とも。結局は恋愛ものと言うか、恋物語に落ち着くのだが、そこまでの描写に少々の難あり。ルカたんは「プロメテウスの涙」のアレな描写が好きなだけに、今回も内臓系な描写をバシバシ出してくるのかと思いきや、かなりおとなしめ。んー、頑張ろうぜ、ルカたん。  ★★☆☆☆  

  • けい さん

    山間の小さな集落である仮巣地区を舞台に祖母・母・娘3代に渡る愛情と血と約束をめぐる物語。全体が二部構成になっており、一部で展開されるのは祖母「和子」を語り部として描かれる集落の異常さと抱えている秘密。二部では母「優子」を語り部として、村の全貌と男女の愛そして運命への抵抗を描いていきます。話自体はどこかでって感じの展開なのですが、「ここ」という所で見事に回収してくれる伏線のおかげで面白く読めました。黒王の見た未来は正しかったのだなと思わせる納得の結末は見事でした。

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