明日の僕に風が吹く

乾ルカ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041084243
ISBN 10 : 4041084245
フォーマット
出版社
発行年月
2019年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
乾ルカ ,  
追加情報
:
288p;19

内容詳細

川嶋有人は離島の診療所に勤める叔父に憧れ、自らも医師を目指していた。だが、重度のアレルギー発作を起こした転入生を助けようとして失敗し、彼女には障害が残ってしまう。罪悪感と絶望に押しつぶされた有人は、引きこもりの日々を過ごしてきたが、叔父の勧めにより北海道の離島・照羽尻島で暮らすことになる。この島は「海鳥の楽園」と呼ばれていて、高校の全校生徒はたったの5人―島生まれの誠と涼先輩、有人と同じ“訳あり”で島外から来ている桃花とハル先輩だった。島の生活に戸惑い、時に反発しながらも、有人は徐々に前を向き始める。だが、突然の別れと残酷な真実が降りかかり…。感動が胸を満たす、再生と成長の物語。

【著者紹介】
乾ルカ : 1970年、北海道生まれ。藤女子短期大学卒業。2006年「夏光」で第86回オール讀物新人賞を受賞し、デビュー。10年『あの日にかえりたい』で第143回直木賞候補、『メグル』で第13回大藪春彦賞候補になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • のぶ さん

    再生と成長の物語だった。主人公は川嶋有人。中学二年生の頃、アレルギー発作を起こした転校生を助けようとするが失敗し、軽度の障害を負わせてしまう。うちひしがれてしまった有人は引きこもってしまったが、叔父の勧めにより北海道の離島、照羽尻島の高校に入学することに。その高校には5人の生徒しかおらず、存続が危ぶまれていた。そんな同僚との交流で有人は少しずつ自信を取り戻し始める。離島の自然と厳しさが伝わって来るが、この環境が前向きな気持ちにさせたのだろう。おとなしい性格の有人が羽ばたいて行くラストは希望に満ちていた。

  • モルク さん

    兄が通っていた超名門中学の受験に失敗し私立中に通っていた有人は、ある日「あの出来事」をきっかけとして世界が止まりひきこもりとなる。医師であり憧れていた叔父に勧められて彼の赴任している北海道の離島にある高校に入学する。世話焼きで暖かい島の人々の中で、有人は次第に自信をつけていくが…。濃厚であるが故に、中にまで入り込んでくる島の人々にどこか嫌気がさしてくる。そして尊敬していた叔父にも不信感が…。頑なな有人に、もっと顔を上げよ、前を向け!と声をかけつつ読み進む。青春してる。とても爽やかな青春小説。

  • うっちー さん

    若者にはまだ長い未来を大事にしてほしい

  • ゆみねこ さん

    アレルギー発作を起こした転入生を救おうとして失敗した川嶋有人は、引きこもりに。離島で診療所の医師をしている叔父の勧めで北海道の離島へ。全校生徒有人を含めて5人の照羽尻高校での出会いと切ない別れ、海鳥の楽園と呼ばれる島での有人の再生と成長の物語。これ、お薦めです!

  • おしゃべりメガネ さん

    いやぁ〜、我ながら見事に思ってた以上に感動しちゃって何度も何度も恥ずかしながらウルウルして読了でした。舞台は海鳥舞う北海道の離島でワケありの引きこもりだった「有人」は離島の診療所に勤務する叔父のすすめにより、一緒に離島生活をスタートするコトに。通うコトになった高校には生徒が五人しかおらず、様々なカルチャーショックが「有人」を悩ませます。島の出身である生徒と「有人」と同じくワケありな様子の生徒達とのギャップもまた悩みのタネに。人と人とのつながりや支えって本当にステキで素晴らしいな思える涙必至の作品でした。

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