モノクローム

乾ルカ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784103299820
ISBN 10 : 4103299827
フォーマット
出版社
発行年月
2014年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
乾ルカ ,  
追加情報
:
302p;20

内容詳細

母さんが僕を捨てた理由。僕の、これからの生きる道。答えは全部、碁盤の上にある。暗闇の中に切なさがこみあげる青春囲碁長編。

【著者紹介】
乾ルカ : 1970年、北海道札幌市生まれ。藤女子短期大学卒業後、銀行員、官公庁臨時職員などを経て、2006年「夏光」でオール讀物新人賞を受賞、デビュー。2010年『あの日にかえりたい』が直木三十五賞候補、『メグル』が大藪春彦賞候補に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • takaC さん

    予想外に(なんて言ったらルカさんに失礼か)熱中して一気読みだった。自分にもっと囲碁の嗜みがあれば、もっと面白かったかもしれない。(the+比較級, the+比較級)

  • ちはや@灯れ松明の火 さん

    格子に散る九つの星は無彩色の盤上を照らしてはくれない。母の不在、黒石の先手の音が冷たく響く。老犬や恩師がくれたぬくもりを、遺棄、拒絶、再婚、取り囲む黒の群れが奪い取っていく。こんな小さな石にも、そこに存在する意味が与えられているのに。動くこともできず立ち竦んだ。施設育ち、大学中退、望んで選んだ手じゃなくても。ただ、生きる道を探した。途絶えた連絡、増え続ける冷蔵庫のコーラ、醜く無様な打ち筋でも。鍋から上る湯気の向こう、白の一手が光を放つ、星よりも眩く。盤上に咲いた白い花が、この世界に生きていく意味を描く。

  • 優愛 さん

    母親に捨てられて施設で温かく見守られて育った少年。過ぎ去っていく毎日をどんな風に過ごしても、どれだけの出会いを経ても消えてくれない。ねぇ、どうして僕を捨てたの――?自分で作り上げてしまった母親への思いの壁が高すぎて、内省の繰り返しに少し悶々とする。囲碁を通じて盤を前にし母親と向き合う時、彼はどんな気持ちだったのかな。きっとこの数ページに描かれていた以上に様々な思いが交差した時間を二人過ごせたはずだから。この先今まで以上に友達や家族を大切に生きてほしい。ほら、見渡せば素敵な人達しか君の傍にはいないんだから。

  • nyanco さん

    モノクロームって、囲碁だったんだ…母に捨てられ施設で育った少年・慶吾。母に捨てられた、何故、母は…慶吾の気持ちも解るし、ルカさんらしい表現で良いのですが、鬱々とした彼の気持ちが重い。初めての友人・香田との関係の描き方や、施設の相内園長の優しさが伝わってくるところもなど、良い部分はとても多いのですが…母の過去を探る後半も良いのですが、でもやっぱりこれが息子を放置した理由や、その後の親子関係を納得する理由にならないのが残念。雰囲気は良かったのですが、あと一歩何かが欲しかったかな。

  • BlueBerry さん

    5歳で母親に置き去りにされ施設で育った子供の苦悩みたいなものがサラッとしすぎているような気がしましたが、私も私設のことはよく知らないので想像するしかありません(笑。いずれにせよ子供をちゃんと育てるのは絶対しなければならないことなので、そのあたりをあやふやにしている点は納得出来なかったかな・・・。小説としてはそこそこよく出来ていたとは思います。序盤○中盤○ラスト○

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

乾ルカに関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品