セカンド・ラブ 文春文庫

乾くるみ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167732059
ISBN 10 : 416773205X
フォーマット
出版社
発行年月
2012年05月
日本
追加情報
:
298p;16

内容詳細

1983年元旦、僕は、会社の先輩から誘われたスキー旅行で、春香と出会った。やがて付き合い始めた僕たちはとても幸せだった。春香とそっくりな女、美奈子が現れるまでは…。清楚な春香と大胆な美奈子、対照的な二人の間で揺れる心。『イニシエーション・ラブ』に続く二度読み必至、驚愕の「恋愛ミステリー」。

【著者紹介】
乾くるみ : 1963年、静岡県生まれ。静岡大学理学部数学科卒業。98年、『Jの神話』で第4回メフィスト賞を受賞し作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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個人的にはイニシエーションラブよりも面白...

投稿日:2021/02/27 (土)

個人的にはイニシエーションラブよりも面白いです。 というのはやっぱり、基本にミステリー要素があって読んでて飽きないからだと思います。どちらかというと心に残るのはセカンドラブですかね。

みっちゃん さん | 大阪府 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • さてさて さん

    『実際、正明は《シェリール》に行かなければ良かったのだ』という運命の分岐点の先に展開する衝撃的な物語。そこには”美奈子の正体は春香じゃないのか?”と同じ顔を持つ二人の女性が全く異なる雰囲気を纏う中に、二人に隠された真実を知ろうとする主人公・正明の悩める様が描かれていました。「イニシエーション・ラブ」と同じような衝撃的な物語構成は、こういう作品もあっていいのかもしれない、でも、最悪の読後感が待つイヤミスの極みのこんな結末はごめん被りたい!二度と読みたくない!手元にも置いておきたくない!そう感じた作品でした。

  • 夢追人009 さん

    永遠の名作「イニシエーション・ラブ」でお馴染みの乾くるみさんの十八番の傑作恋愛ミステリーですね。本編も著者お得意の驚愕のどんでん返しが味わえる叙述ミステリーの巧緻な傑作で終章の最終行を読み終えたら序章で描かれていた風景がガラガラと音を立てて崩れ去り描写の意味が一変しますよ。本書の題名はあの80年代のトップアイドル中森明菜さんのヒット曲から取られていますが彼女の陰りのある人生が思い浮かびましたね。春香と美奈子の双子姉妹に翻弄される正明に果たして幸せは訪れるのか?誠に著者の描く悪女は天下一品だと感服しますね。

  • hiro さん

    『イニシエーション・ラブ』に続く、恋愛をテーマにした乾さんの叙述ミステリー。『イニシエーション・ラブ』の二番煎じは通じないぞと思いながら読み始めた。序章から伏線が張られているのは感じたが、くやしいけれど、終章の種明かしを読んだ後、もう一度序章を読み直した。なるほど『セカンド・ラブ』だ。やはり女性はこわいw また、おじさんには、俺も苗場にいった、携帯電話のないころの連絡の取り方ってこうだったと、懐かしく読むことができた。『イニシエーション・ラブ』の映像化は難しいと思うが、この作品は映像化向きだと思う。

  • takaC さん

    嫉妬事件の前年の話。半井美奈子の新宿四丁目の部屋の後継住人が慶応に受かったばかりの天童太郎ですね。

  • た〜 さん

    なるほど、なかなかの衝撃。しかしなんだか救いがないなー

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