椿山

乙川優三郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163180601
ISBN 10 : 4163180605
フォーマット
出版社
発行年月
1998年12月
日本
追加情報
:
230p;20

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読書メーターレビュー

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  • 星落秋風五丈原 さん

    佑筆三橋定右衛門の嫡男才次郎は私塾観月舎に通っていた。一人娘孝子にほのかな思いをよせていたが、才次郎はそこで、道理すら曲げてしまう身分というものの不条理を知る。「たとえ汚れた道でも踏み出さなければ—」苦難の末に権力を手中に収めたその時、才次郎の胸に去来した想いとは。生きることの切なさを清冽な筆で描ききる表題作など全四編を収録。

  • オレンジ。 さん

    短編集。遊女の気持ちを書かせたら天下一品で、やるせない気持ちになってしまう。「花の顔」はボケた姑の世話で心身ともに病んでゆく嫁の悲哀だけど、読んでいて胸が苦しくなるくらいだった。

  • だい さん

    4つの短編集。表題の「椿山」は野心に燃え私慾に走る男を描くが、最後には本来の人間の姿に戻り、自らの命を全うする。満開の椿の赤が胸にしみて心を打つ。

  • 山内正 さん

    国学を学び寅之助と友になり孝子を 知った 師が五年後孝子と祝言をと言われ 椿山で度々孝子と会う事になる 人材登用試験に才次郎は合格した 勘定方見習で上司から不正を告げられ 上に何人も絡んでいると 材木伐採の利益額が足りないと 師から突然寅之助に孝子をやると 吟味の査定が悪いと上司が言い出す 逆らっても今は仕方ないと従い 三年し与力に昇進伐採山から砂鉄が 出ると上司へ 吟味方に昇進する 椿山から斬り合う音がし 寅次郎が抜刀し駆けてきた 尊王の働きだと逃げて行く 追手の声がに刀を抜いた

  • lotus さん

    短編集。親兄弟のために二度までも苦界に身を沈める遊女、博打におぼれる夫を見捨てられない妻、突然ボケた義母の介護に疲労困憊の武家の嫁、身分制度のために屈辱を味わった下級武士が実力で上り詰める話・・どれも主人公が必死に生きようとしている姿にこころうたれました。

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人物・団体紹介

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乙川優三郎

1953年東京都生れ。96年『藪燕』でオール讀物新人賞を受賞。97年『霧の橋』で時代小説大賞を、2001年『五年の梅』で山本周五郎賞、02年『生きる』で直木三十五賞、04年『武家用心集』で中山義秀文学賞、13年『脊梁山脈』で大佛次郎賞、16年『太陽は気を失う』で芸術選奨文部科学大臣賞、17年『ロゴス

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