失はれる物語 角川文庫

乙一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784044253066
ISBN 10 : 4044253064
フォーマット
出版社
発行年月
2006年06月
日本
追加情報
:
15cm,381p

商品説明

乙一の短編2本、初収録!!

目覚めると、私は闇の中にいた。交通事故により全身不随のうえ音も視覚も、五感の全てを奪われていたのだ。残ったのは右腕の皮膚感覚のみ。ピアニストの妻はその腕を鍵盤に見立て、日日の想いを演奏で伝えることを思いつく。それは、永劫の囚人となった私の唯一の救いとなるが…。表題作のほか、「Calling You」「傷」など傑作短篇五作と、リリカルな怪作「ボクの賢いパンツくん」、書き下ろし最新作「ウソカノ」の2作を初収録。

内容詳細

目覚めると、私は闇の中にいた。交通事故により全身不随のうえ音も視覚も、五感の全てを奪われていたのだ。残ったのは右腕の皮膚感覚のみ。ピアニストの妻はその腕を鍵盤に見立て、日日の想いを演奏で伝えることを思いつく。それは、永劫の囚人となった私の唯一の救いとなるが…。表題作のほか、「Calling You」「傷」など傑作短篇5作とリリカルな怪作「ボクの賢いパンツくん」、書き下ろし最新作「ウソカノ」の2作を初収録。

【著者紹介】
乙一 : 1978年福岡県生まれ。1996年『夏と花火と私の死体』で第6回集英社ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞してデビュー。2003年、『GOTHリストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

総合評価

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短編集になっていて、泣ける素晴らしい作品...

投稿日:2021/04/08 (木)

短編集になっていて、泣ける素晴らしい作品ばかりです。 とくにcalling you、失はれる物語は涙なしでは読めません。 自分が主人公の立場になったとしたらどうかなと深く考えさせられる作品でした。

やゆよ さん | 東京都 | 不明

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短編が6編収録されていて、特にタイトルの...

投稿日:2018/12/24 (月)

短編が6編収録されていて、特にタイトルの「失はれる物語」は、家族の将来のために自分を偽る主人公が本当に切ない。自分がその状況になったら自分を犠牲にして家族を第一に考えた選択が出来るだろうか…大切な人がいる方に読んで欲しいおすすめの1冊です。

しおようかん さん | 千葉県 | 不明

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短編だったけど、内容が印象に残るものばか...

投稿日:2011/07/02 (土)

短編だったけど、内容が印象に残るものばかりで、本当に楽しく読ませていただきました!

y-love さん | 栃木県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 青葉麒麟 さん

    腕を鍵盤に見立ててピアノを弾く件は良かった。全編切ない(^ー^)

  • yoshida さん

    乙一氏の珠玉の短編集。書き下ろし小説も含めて短編を8編収録。切なさの詰まった乙一氏の世界観が充分に堪能できる。「Calling You」、「失はれる物語」、「傷」、「手を握る泥棒の物語」、「しあわせは子猫のかたち」が特に印象に残った。どの作品も生きることに不器用な人達が様々な切っ掛けで、殻を破り羽ばたいて行く姿が美しい。設定も斬新ですね。「Calling」しかり、「しあわせは子猫のかたち」しかり。更にミステリーの要素も入りぐいぐい読ませます。一日で読了でき確かな満足感。他の乙一氏の作品も読んでみたい。

  • 扉のこちら側 さん

    2018年256冊め。単行本で既読。約15年ぶりの再読なので新鮮である。表題作は本当に切なく、自分の身に置き換えてしまうと恐ろしくなる。すでにスニーカー文庫や角川文庫等に収録されている作品が多いので次は著者の新作を読むのを楽しみとする。

  • ミカママ さん

    全体を覆うゾワゾワ感、心臓の一部を釘でキリキリとこすられるような感覚が、さすがイヤミスの王子(勝手に命名)。でもそれだけじゃない、ところどころ垣間見せる繊細さが、この作家さんの人気の秘訣なんでしょう。『傷』とか…他の作家さんには描けないよなぁ。彼自身、あまり幸せじゃない少年時代だったのかな。「つらいことは過ぎ去った、これから、だんだん良くなっていく」うん、ほんとにそうだ、そうだよね。

  • Shinji さん

    アンソロジーで「しあわせは 子猫のかたち」を読んでから どうしても読みたかった一冊! うん、期待通り良かったですよ!乙一さん、ホラーやミステリーホラー作家ですよね⁉︎確かに状況や描写はキツい部分があってホラーも納得出来るんですけど… この作品をホラーって言うんだったら いままでこんな温かいホラーを経験したことがない! 哀しくて温かい、とても心に残る作品でした!オススメです。

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乙一

1996年「夏と花火と私の死体」でジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞しデビュー

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