サマーゴースト

乙一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087900613
ISBN 10 : 4087900614
フォーマット
出版社
発行年月
2021年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
loundraw ,  
追加情報
:
151p;20

内容詳細

“サマーゴースト”という幽霊が現れるという。
夏、使われなくなった飛行場、花火をすると、彼女は姿を現すらしい。自殺した女性の幽霊なのではないかという噂だ。
ネットを通じて知り合った高校生、友也・あおい・涼。3人は“サマーゴースト”を探すために集まった。
3人は幽霊に聞いてみたかった。“死ぬって、どんな気持ちですか?”それを聞くべき理由が、3人にはあったのだ――。

10代からイラストレーターとして活動し、近年はアニメ、作詞、小説、漫画、と多彩なクリエイティビティを展開する俊英・loundraw。
その初監督の劇場アニメーションを、脚本を担当した乙一(安達寛高)手ずからノベライズ。
『花火と幽霊』をモチーフにした姉妹作のオリジナル小説『一ノ瀬ユウナが浮いている』も2021年11月26日に発売予定。


【著者紹介】
乙一 : 17歳のとき『夏と花火と私の死体』で第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞しデビュー。2002年『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞を受賞。著書には『ZOO』『きみにしか聞こえない』『Arknoah』シリーズなど。複数の別名義で小説を執筆、安達寛高名義では映像作品の脚本、監督作品を発表している

loundraw : イラストレーターとして10代でデビュー。『君の膵臓をたべたい』『君は月夜に光り輝く』など様々な作品の装画を担当。イラスト以外にも、アニメ、小説、漫画、作詞など多彩なクリエイティブを発揮。2019年1月にアニメーションスタジオ“FLAT STUDIO”を設立、劇場アニメ『サマーゴースト』を監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    乙一は、新作中心に読んでいる作家です。loundraw監督の劇場アニメーションを、脚本担当の乙一手ずからノベライズした幻想青春譚の佳作でした。姉妹作のオリジナル小説『一ノ瀬ユウナが浮いている』も読む予定です。 https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-08-790061-3

  • 美紀ちゃん さん

    「死にたい。」それは無気力な若者を生み出す現代社会が悪いと思う。 線香花火の描写が美しい。 3人の不思議な繋がり、信頼しているのがわかる。 お母さんはひどい。 自分のスケッチブックを破った時の気持ちは、サラッと書かれていたが、とても辛かった。 生きていたいという気持ちになって 本当に良かった。 ラストはわかったょ。 涼くん、残念だったけど、 次の場所へ行ってもまた会えるといいなと思う。

  • たいぱぱ さん

    アニメ映画のノベライズと聞いていたからか、読みながら脳内でアニメに変換されていた。姉妹編『一ノ瀬ユウナが浮いている 』と同じように軽いけど嫌いじゃない。ただ少し「死」というもの「自死」というものを軽く扱い過ぎてる気はする。自殺願望のある高校生3人がサイトで知り合う。絶望のような願望を持つ3人が、こうも上手く「生」に向かうもんなんだろうか?そんな気持ちはあるものの、これを読んだティーンが「誰かのために生きてみる勇気」「ひとりで抱え込まず誰かと話してみる勇気」を得て欲しい気持ちのが強い。

  • ☆よいこ さん

    YA。自殺系サイトで知り合った高校生の友也と涼とあおい、3人は「サマーゴースト」に会いに行く。飛行場跡で線香花火をすると、二十歳前後くらいの女性の幽霊が現れた。3人は絢音と名乗るゴーストとお喋りをする。事故にあい、それを隠す為に埋められたという彩音の遺体を、友也は探す。虐められて不登校のあおい、不治の病にかかり動けるうちに死にたい涼、母親から支配され絶望の中にいる友也…。死のうと決めているから生きていける3人は、綾音との交流で何かを見つけることができるのか▽絶望に寄り添うことができるのは死のみか

  • 眠る山猫屋 さん

    風景がいい、とても。ある荒涼とした野原で花火をすると幽霊が現れる・・・そんな噂を知り、やって来た三人の死にたがり。そして花火の終りに姿を現した優しい幽霊。三人には三様の死にたい理由があり、佐藤絢音という幽霊にはその場から離れられない理由がある。物語の行き着く先は、まぁ、想像は出来るのだけれど、判っていてもジワリと沁みてくるものがある。時間が止まったような寂しい丘で、物語は進む。あたしは「歳上が好みだよ?」って言葉がこんなに刺さるとは。

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乙一

1996年「夏と花火と私の死体」でジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞しデビュー

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