基本情報
内容詳細
日本人は富士山に何を感じ、どう心を動かされ、表現してきたのか。文学と自然との関わりに心を寄せる中世文学の泰斗が、『万葉集』『竹取物語』から、松尾芭蕉や小林一茶の俳句、夏目漱石や太宰治などの現代文学まで50作品余を解説する。想像の世界でその美しさを感じることのできた古えの人々と、文明の恩恵によって富士山を見られるようになった現代人。それぞれの心にある「富士山」にふれる、富士山文学鑑賞の決定版。
目次 : 第1章 古人の信仰と想い(『常陸国風土記』「聖徳太子伝説」「役行者伝説」―伝説の誕生/ 『万葉集』―歌い継がれる国の鎮め ほか)/ 第2章 動乱の中世(『平家物語』・頼朝と曾我兄弟・『吾妻鏡』『富士の人穴』―富士の裾野物語/ 実朝・後鳥羽院・定家と『新古今和歌集』『金槐和歌集』他―夏富士・雪富士 ほか)/ 第3章 江戸と紀行(林羅山『丙辰紀行』―富士山の漢詩選/ 仮名草子『竹斎』『東海道名所記』―灸のつぼの富士三里 ほか)/ 第4章 近代日本を映す(正岡子規『竹乃里歌』『寒山落木』他―富士見る旅は羨まし/ 夏目漱石『虞美人草』『三四郎』―近代日本の文明批評 ほか)
【著者紹介】
久保田淳著 : 1933年東京生まれ。東京大学卒業、同大学院博士課程修了。文学博士。東京大学名誉教授。専門は中世文学・日本文学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ユーザーレビュー
文芸 に関連する商品情報
-
完全版Testosteroneバイブル『365日、絶好調で超ハッピーに... 毎日365日、身近なところに置いて読み続けるだけで、自然とTestosterone哲学が染み込んでいく!10周年メモ... |5日前
-
人気作家17人によるリレーエッセイ『私の身体を生きる』5月24日発売 女性/女性として生きる17人の作家がときにユーモラスに、ときに激しく、かつてない真摯さでつづった、自分と自分の身体の... |2024年04月11日 (木) 00:00
-
【最新】2024年本屋大賞受賞作品決定 全国の書店員が選ぶ「本屋大賞」。2024年本屋大賞結果が4月10日(水)に発表されました!大賞作品は『成瀬は天下を取... |2024年04月10日 (水) 14:00
おすすめの商品
商品情報の修正
ログインのうえ、お気づきの点を入力フォームにご記入頂けますと幸いです。確認のうえ情報修正いたします。
このページの商品情報に・・・