生命と学びの哲学 育児と保育・教育をつなぐ

久保健太

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784762832550
ISBN 10 : 4762832553
フォーマット
出版社
発行年月
2024年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
328p;19

内容詳細

人が「育つ」「学ぶ」「生きる」ということを,これほどまでに直接的に扱う実践的学問は,「保育・幼児教育」をおいて他にないだろう。またそこに「哲学」がないはずはない。本書では,育児,保育・教育について熟考を重ねてきた著者の多彩な論考から,保育の実践知を言語化するために必要となる〈実践に埋め込まれた哲学〉を掘り起こす。

【主な目次】
序 章 生命の教育学
●第I部 世界の奥行きが、人間に火をつける 葛藤の中で、間違えながら、人は育つ
第1章 自然・生活・学びをめぐって――和光の保育に触発されて考えたこと
第2章 「主体的・対話的で深い学び」をキーワードに
第3章 日常生活と民主主義と教育をつなぐ理論−−エリクソンの人間論
第3章 補論「第II期」からの「学び」−−エリクソンと矢野智司
●第II部 世界が動き、人が試みるとき、そこに学びが生まれる
第4章 乳幼児の学びの理論としてのドゥルーズ/ガタリ理論
第5章 遊びの語り方を変えよう――中動態としての遊び
第6章 感覚が湧き出ちゃうし、収まっちゃうときの主体性−−保育者と語る中動態と主体性
第7章 「ちがう」「かかわる」「かわる」に込められた教育思想−−教育学を生命の科学につなぐ
終 章 倫理・手のひら・民主主義

【著者紹介】
久保健太 : 母親の実家がある三重県で生まれ、その後、埼玉県川口市で育つ。東京大学教育学部を卒業し、同大学院教育学研究科で、汐見稔幸先生の指導を受けながら、まちづくりの研究をする。とくに、「ゆったりとした生活」が人間の成長において担う意味について研究をしている。現在は、横浜で我が子たちと暮らしながら、大妻女子大学で学生たちと学び、桐朋幼稚園で共同研究を続け、横浜で子育て支援者たちとの工夫を重ね、大日向小中学校(日本で初めてのイエナプラン教育に基づく学校)の理事を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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