絵具屋の女房 文春文庫

丸谷才一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167138189
ISBN 10 : 4167138182
フォーマット
出版社
発行年月
2007年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,268p

内容詳細

エッ、宮本武藏は実在しなかった?何故なら「彼には滑稽な逸話がない」と丸谷さんは言います。それに比べて将軍家御指南番・神子上典膳なんか、西瓜の皮ですべって転んで、いい味だしてます。その他、天皇制と養子の話、甘栗を巡るマジメな論考、インディアンが野球をすると…など、名エッセイをお楽しみ下さい。

目次 : 吉良上野介と高師直/ あのボタン/ 英雄色を好む/ 本のジャケット/ 木下藤吉郎とポルターガイスト/ 剣豪譚/ 徳富蘇峰論/ 薬を探す/ 養子の研究/ 塀の中/ チーズと甘栗/ 先生の話術/ インディアンと野球/ 猪鹿蝶/ ちょっと政治的

【著者紹介】
丸谷才一 : 大正14(1925)年、山形県鶴岡に生れる。昭和25年、東京大学文学部英文科卒業。43年、「年の残り」で第59回芥川賞受賞。また60年、評論「忠臣藏とは何か」で第38回野間文芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • メタボン さん

    ☆☆☆☆ 博識で縦横無尽に多彩なエピソードを繰り出してくる丸谷才一のエッセイ。初めて読んだが、奥が深くて面白い。女性の体のある箇所を題材にした「あのボタン」、刑務所体験に関する「塀の中」、蘇(チーズ)と甘栗に対する考察「チーズと甘栗」(甘栗を食べたくなること必定)、児雷也の変遷「猪鹿蝶」が特に面白かった。

  • らびぞう さん

    何たって、博識。そうして、そんないろんなお話を、横にいて、私に語ってくれるような文体だ。しかしながら、文は、歴史的仮名遣いなので、最初は戸惑う。それも、3章目の「英雄色を好む」あたりから、慣れてくる。15のお話の中で、「本のジャケット」が面白かった。紹介してくれている本が、本当に読みたくなる。

  • Akito Yoshiue さん

    面白くて勉強になって最高じゃないですか。

  • どすきん さん

    たぶん本業では無いエッセイでこの面白さ。守備範囲の広さに驚く。付いて行けているか、自分。

  • テイネハイランド さん

    久しぶりに丸谷才一のエッセイ(雑文)を読んだが、やっぱりいいですね。 この本を読んで自分でも読んでみたくなった本を列挙してみると、 1 黒羽清隆 「日米開戦・破局への道」 2 マーク・プロトキン 「メディシン・クエスト」 3 安部譲二 「塀の中の懲りない面々」 おまけとして、解説の中で、このエッセイと比較されている名著 薄田泣菫「茶話」も気になった。

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人物・団体紹介

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丸谷才一

1925(大正14)年8月27日‐2012(平成24)年10月13日、享年87。山形県出身。東京大学文学部英文科卒業、同大学院人文科学研究科修士課程修了。小説家、文芸評論家、翻訳家、随筆家。1968年『年の残り』で第59回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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