江南の発展 南宋まで シリーズ中国の歴史 2 岩波新書

丸橋充拓

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784004318057
ISBN 10 : 400431805X
フォーマット
出版社
発行年月
2020年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
234p;18

内容詳細

ユーラシアを見わたせば、中国は、北は遊牧世界、南は海域世界へと開かれている。第二巻は、長江流域に諸文化が展開する先秦から、モンゴルによる大統一を迎える南宋末までの長いスパンで「海の中国」を通観。中原と対峙・統合を重ねながら、この地域が経済・文化の中心として栄えゆく姿を、社会の重層性にも着目しつつダイナミックに描く。


[目次]
いま 、中国史をみつめなおすために――シリーズ 中国の歴史のねらい(執筆者一同)

はじめに


第一章 「古典国制」の外縁――漢以前
 一 長江流域の諸文化
 二 「楚」の血脈
 三 「古典国制」と対峙する人びと

第二章 「古典国制」の継承――六朝から隋唐へ
 一 南からみる『三国志』
 二 江南の「中華王朝」
 三 六朝の貴族たち
 四 隋唐帝国と江南

第三章 江南経済の起動――唐から宋へ
 一 運河と海
 二 文臣官僚の時代
 三 花石綱

第四章 海上帝国への道――南宋
 一 金・モンゴルとの対峙
 二 江南の繁栄
 三 海上帝国の形成

第五章 「雅」と「俗」のあいだ
 一 俗――地域社会の姿
 二 雅――士大夫のネットワーク


おわりに――ふたたび、若者の学びのために

あとがき

 図表出典一覧
 主要参考文献
 略年表
 索 引




丸橋充拓(まるはし みつひろ)
1969年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。専門は中国隋唐史。
現在―島根大学学術研究院人文社会科学系教授
著書―『唐代北辺財政の研究』(岩波書店)、『唐代軍事財政与礼制』(張樺訳、西北大学出版社)、『中国の歴史上(古代―中世)』(共著、昭和堂)、『中国経済史』(共著、名古屋大学出版会)、『多民族社会の軍事統治―出土史料が語る中国古代』(共著、京都大学学術出版会)など

【著者紹介】
丸橋充拓 : 1969年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。専門は中国隋唐史。現在、島根大学学術研究院人文社会科学系教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • MUNEKAZ さん

    1巻とは視点を変え、江南社会の発展を追う。中国社会を日本や西欧とは異なり、「一君万民」の名のもと皇帝と民衆を繋ぐ中間団体が発達せず、社会的流動性の高い状態に置かれていると捉える(そしてセーフティーネットとして個人間の「幇の関係」が重視される)。「ホントかな」と思うけども、中国での近代化の歩みを考えるとすっきりと理解できるところもあり、考えさせられるところ。全体的に平易な記述であり、1巻の硬派な雰囲気からすると随分と読みやすい印象を受ける。

  • ようはん さん

    江南地域から見た古代〜中世までの中国史。やっぱり「南船北馬」の言葉通り河川や運河による河川交通や海洋交易の発達と船の重要性は高い。現在の福建省にあたる地域が多数の科挙合格者を出していたのも意外。

  • 崩紫サロメ さん

    1巻と並行する時代を扱いながら、単に南北で分けたわけでもなく「船の世界」という視点でモンゴル帝国時代以前の中国のネットワークを描く。南宋の経済発展が西欧のブルジョワジーのような役割を担わなかった理由として「昇官発財」、政治的成功と経済的成功が密接にリンクしていたことなどを指摘。「専制と放任が並存」し、流動性が高いが故に幇のようなネットワークが発展した。

  • chang_ume さん

    かなり大胆な内容。「国家と基層社会の乖離」を中国史の一大特徴とみて、唐宋革命に至る経緯が語られる。前巻で示された一君万民を基調とする古典国制が、在地「領主制」の非形成を招き、さらに村や町などの中間社会が「法共同体」の性格を帯びなかったとする議論です。日欧とは明らかに異なる社会原理となるわけですが、たしかに王朝成立・交替の通史的なメカニズムをすっきりと語りうる。そして弱い中間社会は成員の高い流動性を生み、一方で非公式の編成秩序として「帮」の重視ともなる。これはホンマかと思いつつ、吟味せねばならぬ議論です。

  • さとうしん さん

    前巻で展開された渡辺信一郎氏の「古典国制」からの視点と、最終巻で展開されるであろう岡本隆司氏の「専制と放任が併存する」という国家・社会観とで江南を挟み撃ちにしたらこうなったというような内容。扱う時代は先秦から南宋までと幅広いが、宋代の比重がやや大きい。

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