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夏の流れ

丸山健二

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163011905
ISBN 10 : 4163011900
Format
Books
Publisher
Release Date
March/1986
Japan

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 純文太郎

    芥川賞全集にて 評価5のうち4 委員の中でも意見が分かれていた作品 死刑囚の看守という世間には馴染みのない人間の生活をライトなタッチで描き出している 読後、これを書いた時著者が23歳であることを知り、驚いた あまりに落ち着いた文章だったので…凄いな

  • 八丁堀

    「雪間」芥川賞受賞第一作。亡くなった祖母の通夜に母と共に訪れる忠夫。夜、唸り声で眼がさめたら「死んだら終わりだ」としか語らなかった祖父の広い肩が小刻みに揺れているのを知る。ただただ会話だけで話が進むだけなのに、そして大変抑えた綴りが、祖父の心の内を、やり場のない辛さを、ものの見事に語る。居た堪れぬ呟き「あんまり生きてると疲れるからな」。

  • ジャ読メヴュ

    表題作「夏の流れ」は1966年芥川賞作品、男子最年少23歳の受賞。刑務官のよく似た内容の映画、休暇(原作は吉村昭の「蛍」1974年)を観ているのでこれとかぶってしょうがなかった。 というかなによりも本の冒頭、筆者のぽっちゃり若造写真にびっくり。えーこれがマルケン??? ほか「雪間」「その日は船で」の計3篇、いずれも教訓も癒し訓もなく淡々としている。

  • はちみつ

    【夏の流れ】仕事に慣れることについて考えさせられましたが、割り切って考えること、だからと言って辛くないわけでも、やりたいわけでもないということも。【雪間】人は言葉にしないからと言って悲しんでいないわけではない、饒舌に語るよりもむしろ黙っている悲しみの方が深い。夏の流れ同様に語らないけれど人なら感じること。【その日は船で】これもその日夫婦間で無駄に語り合うことはない。共通して、喜ばしいとは言えない或る一日、乃至は二日のことが淡々と描かれていますが、いい後味ではないかな。日々を重ねるということ感じています。

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