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ISBN 10 : 4326200642
Content Description
人々の暮らしの中の宗教実践から婚姻、家族、生殖、死、さらに児童性虐待の問題まで、近代ヨーロッパを舞台に展開されるカトリシズムの過去と今を探る。
目次 : 第1章 もう一つの母性愛―アイルランドにおけるカトリックの里親たち/ 第2章 B.ガーボルの苦悩―一九世紀ハンガリーの離婚と(再)改宗/ 第3章 近代を生きる修道女たち―ドイツの慈善修道会施設にみる信仰・労働・生活/ 第4章 女性平信徒と公共圏―スペイン・カンタブリア地方におけるアクシオン・カトリカ婦人部の活動を例に(一九一二〜一九三六)/ 第5章 生殖と信仰―両大戦間期フランスのカトリシズムにおける避妊をめぐる議論/ 第6章 カトリック女性教員とライシテ―フランス政教関係の社会史/ 第7章 独ソ戦に従軍した司祭ペラウの日常/ 第8章 家族と国家―戦後西ドイツの児童手当導入にみるカトリシズムの論理/ 第9章 『夫婦の愛、神への道』―二〇世紀フランス・カトリック世界における「カップル」/ 第10章 われらを試みに引き給わざれ、われらを悪より救い給え―カトリック教会における聖職者による児童性虐待をめぐる考察
【著者紹介】
中野智世 : 1965年生。成城大学文芸学部教授。専門はドイツ近現代史・社会史
前田更子 : 1973年生。明治大学政治経済学部教授。専門はフランス近現代史
渡邊千秋 : 1967年生。青山学院大学国際政治経済学部教授。専門はスペイン現代史・地域研究
尾崎修治 : 1962年生。静岡県立大学広域ヨーロッパ研究センター客員研究員。上智大学等で非常勤講師。専門はドイツ近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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