基本情報

内容詳細
終戦直後の昭和二十一年初め、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の方針に従い、国会内の委員会で政府試案をまとめたが、GHQは拒否。そればかりか、GHQ憲法草案を押し付けてきた。この案を翻訳し、日本の法律らしく形を整え、新憲法の下敷きにせよ、というのだ。わずか二週間で翻訳にあたることになったのは、内閣法制局の佐藤達夫。吉田茂外相と話す機会を得た佐藤は、GHQ案の問題点をまくしたてる。それを聞いた吉田は、佐藤に言った。「GHQとは何の略だか知ってるかね?ゴー・ホーム・クイックリーだ。『さっさと帰れ』だよ。総司令部が満足する憲法を早急に作っちまおうじゃないか。国の体制を整えるのは、独立を回復してからだ」。今こそ見つめ直すべき憲法制定の物語。
【著者紹介】
中路啓太 : 1968年、東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程を単位取得の上、退学。2006年、『火ノ児の剣』で第一回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞し作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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おさむ さん
読了日:2019/03/24
ほうすう さん
読了日:2020/03/24
Nazolove さん
読了日:2019/02/18
雅 さん
読了日:2018/12/22
サケ太 さん
読了日:2018/11/30
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