美しい日本語の風景

中西進編

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784473034427
ISBN 10 : 4473034429
フォーマット
出版社
発行年月
2008年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
21cm,215p

内容詳細

一歩遅れたところでことばを使うと、美しいことばの使い手となる。本書は、日本語と日本の自然・風景を素材とした写真文集。和歌・季語からその語のイメージがさらに膨らむ、美しい風景写真とともに紹介。

【著者紹介】
中西進編 : 1929年東京生まれ。東京大学卒業後、同大学院に学び、59年文学博士。日本最古の歌集『万葉集』のアジア的視点による研究で注目され、64年読売文学賞、70年日本学士院賞、91年和辻哲郎文化賞を受賞。また『源氏物語』を同様の方法論により解明、読者に価値観の転換をせまった。これにより、98年大佛次郎賞を受賞。一方、併行して日本人のエトスの解明を進め、愛、死、狂、漂泊などを焦点とする著書を矢継早に出版。近年は日本の歴史の本質を見極める作業に従事。現在、「日本人 意志の力」を月刊誌ウェッジに連載中。大阪女子大学学長、京都市立芸術大学学長などを歴任し、01年より奈良県立万葉文化館館長。文化功労者。瑞宝重光章受章

井上博道 : 1931年兵庫県香住生まれ。54年、龍谷大学文学部仏教史学科卒業。55年、司馬遼太郎の知己を得、産経新聞大阪本社編集局写真部に入社。66年、プロカメラマンとして独立。大阪芸術大学写真科勤務を経て97年退職、創作活動に専念する。日本写真家協会(JPS)会員、奈良市美術家協会会員ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 千穂 さん

    美しい日本語とは決して古いことばではない。詩情豊かな言葉の数々が美しい写真とともに紹介されており、思わず口に出して読んでみたくなる。メモしておいて時には使ってみたい。油照り、いかにもジリジリムシムシ暑そう。風花、冬の始めの小雪。つらつらつばき、はねるような楽しい語調がよい。ささなき、鶯の鳴き始めの鳴き方、小小鳴きと当てるらしい。蔵書にしたい一冊。

  • Mimi Ichinohe さん

    はぁぁぁ。中西進さんの本当に美しい日本語の本。見開きでひとつずつ大和言葉を紹介してくれています、装丁も素敵で、帯が薄い透ける紙なんです。表紙の椿の写真をを邪魔しない計らい。「にわたずみ」や「つらつらつばき」「うすらひ」「いさりび」「かをり」「あらたま」「にきたま」など。ちょうど新年に読んだ「おみずとり」のエピソード、奈良のお水取りと若狭のお水送りの関係の雄大なこと心地良し!

  • seraphim さん

    図書室の本。今はあまり使われなくなった、古い日本語を、美しい写真と共に紹介してある。「ありあけ」「かみなり」など、馴染みのふかいものから、「のんのさま」など、私が初めて聞く言葉まで。日本語って、響きが美しいと改めて実感しました。

  • ともがら さん

    「素敵」な本でした 書棚におかずリビングに「あしらいたい」

  • らいしょらいしょ さん

    ひらがなで書かれた各章のタイトルに、ああやまとの言葉だなあとほんのり嬉しくなる。お天道様にもお月様にも、暗闇にもなにかを見出し、ことばを与えて意味づけてきた日本人。昨今の空っぽにもとれる(ごめん)、リズムだけのはやり言葉とくらべると、なんて潤いのある言葉たちだろう。本来の意味を知らなかったのもいくつかあった。先日読んだ文豪たちの言葉も思い出しつつ。あいまに挟んである写真もきれい。

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中西進編

国文学者、国際日本文化研究センター名誉教授。1929年、東京都生まれ。東京大学大学院博士課程修了。文学博士。筑波大学教授、大阪女子大学学長、京都市立芸術大学学長、日本学術会議会員などを歴任。宮中歌会始召人。日本学士院賞(1970年)、瑞宝重光章(2005年)、文化勲章(2013年)。日本比較文学会会

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