落語の人、春風亭一之輔 集英社新書

中村計

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087213287
ISBN 10 : 4087213285
フォーマット
出版社
発行年月
2024年08月
日本
追加情報
:
200p;18

内容詳細

めったに人を褒めないことで知られた人間国宝・柳家小三治をして「久々の本物」と言わしめた落語家、春風亭一之輔。二一人抜きの抜擢真打であり、『笑点』の人気者でもある彼は落語界の若きエースだ。機嫌がよくても眉毛が「ハ」の字になりがちで、どこか無愛想に見えてしまうのも持ち味。極度な照れ屋であり、著者は“取材をすればするほど、どんどん取材が下手になっていくような感覚に襲われた”と懊悩する。「ぜんぜん壁にぶつかってきていない」とあっけらかんと語る彼は挫折を知らない男でもある。そんな天才に挑んだ計二十時間以上にも及んだインタビューの果てに浮かび上がったものとは―存在そのものが「落語」な芸人に迫ったノンフィクション。

目次 : はじめに 長い言い訳/ 一 ふてぶてしい人/ 一 壊す人/ 一 寄席の人/ 一 泣かせない人/ おわりに 頼むぞ、一之輔

【著者紹介】
中村計 : 1973年、千葉県船橋市生まれ。ノンフィクションライター。『甲子園が割れた日 松井秀喜5連続敬遠の真実』(新潮社)で第一八回ミズノスポーツライター賞最優秀賞、『勝ち過ぎた監督 駒大苫小牧 幻の三連覇』(集英社)で第三九回講談社ノンフィクション賞を受賞。『言い訳〜関東芸人はなぜM‐1で勝てないのか』(集英社新書、塙宣之著)では取材・構成を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ゴリ人 さん

    今まで知らなかった寄席の仕組みや、前座、二つ目の役割などいろいろためになって、ますます寄席に行く楽しみが増えました。一之輔師匠の寄席へのこだわりも本当に素敵です。来月東京出張があるから、どこかの寄席で、また一之輔師匠見たいと思いました。ズッーと応援したいです。

  • 道楽モン さん

    落語界は多様性が前提であり、それが無ければ寄席という興行形態は立ち行かない。噺家としての修行の場であると同時に、主任(トリ)を引き立たせるべく、ひとつの興行を成功に導くチームでもある。前座もお囃子さんも席亭も一丸となった総力戦だ。トリを託されるのは基本的に実力があり集客に優れた演者のみ。一之輔は現在、異例の若さでその任を担う落語協会のホープだ。自ら「破」の芸であることを認識しつつ、寄席に対する敬愛に誠実な姿勢が泣かせる。一之輔ファンのライターによるインタビューは、その芸に対する真摯さを見事にすくい上げる。

  • やまねっと さん

    初めて一之輔を知ったのは広瀬和生さんの本だった。面白い二つ目として紹介されてたが、21人抜きの真打昇進は驚いたことを覚えている。 大人気になり、今や笑点の大喜利メンバーにさえなった一之輔がこんな本を書かれるようになったのも人気者がになった所以だと思う。 一之輔は大阪で一度生で見たが、青菜で腹が捩れるくらい笑った記憶がある。師匠の一朝が一之輔の人気に正直嬉しいと言っているのは本音だろう。 寄席が好きなのは判ったので、今度は寄席に愛される噺家になって欲しい。 一筋縄ではいかない性格も落語家たる由縁だと思った。

  • nishiyan さん

    本人への計二十時間に及ぶインタビューに加えて、師匠の春風亭一朝師、日芸落研の後輩である柳家わさび師らへの取材を元に春風亭一之輔に迫ったノンフィクション。寄席と独演会の取り組み方の違い、噺に対しての考え方など、どれも興味深い内容だった。最初に「はじめに」を読んだときに何でこんなことを書くのだろうと思ったのだが、改めて最初から再読すると見え方が変わったのは発見だったかな。落語は噺家によって見せ方、演じ方は多様であるが古典芸能であると再認識した。続編が出るときはどんな形になるのか。意外と内容は変わらないかも。

  • YONDA さん

    一之輔師匠の中身が良くわかる。師匠である一朝師匠や弟子たちの話も興味深かった。10年後にはもっと分厚い本が販売されているだろう。

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中村計

1973年、千葉県船橋市生まれ。ノンフィクションライター。『甲子園が割れた日 松井秀喜5連続敬遠の真実』(新潮社)で第一八回ミズノスポーツライター賞最優秀賞、『勝ち過ぎた監督 駒大苫小牧 幻の三連覇』(集英社)で第三九回講談社ノンフィクション賞を受賞。『言い訳〜関東芸人はなぜM‐1で勝てないのか』(

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