教団X

中村文則

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087715903
ISBN 10 : 4087715906
フォーマット
出版社
発行年月
2014年12月
日本
追加情報
:
567p;20

内容詳細

絶対的な闇、圧倒的な光。
「運命」に翻弄される4人の男女、
物語は、いま極限まで加速する。
米紙WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)年間ベスト10小説、
アメリカ・デイヴィッド・グーディス賞を日本人で初受賞、
いま世界で注目を集める作家の、待望の最新作!

謎のカルト教団と革命の予感。
4人の男女の「運命」が重なり合い、この国を根底から揺さぶり始める。
神とは何か。運命とは何か。
著者最長にして圧倒的最高傑作。ついに刊行。

[著者紹介]
中村/文則
1977年、愛知県生まれ。福島大学卒業。2002年「銃」で新潮新人賞を受賞しデビュー。04年『遮光』で野間文芸新人賞、05年「土の中の子供」で芥川賞、10年『掏摸』で大江健三郎賞を受賞。『掏摸』の英訳版が米紙ウォール・ストリート・ジャーナルで2012年のベスト10小説に、『悪と仮面のルール』の英訳版が同紙の2013年ベストミステリーの10作品に選出される。また2014年、ノワール小説の分野に貢献した作家に贈られるアメリカの文学賞「デイビッド・グーディス賞」を日本人として初めて受賞した。

【著者紹介】
中村文則 : 1977年、愛知県生まれ。福島大学卒業。2002年「銃」で新潮新人賞を受賞しデビュー。04年『遮光』で野間文芸新人賞、05年「土の中の子供」で芥川賞、10年『掏摸』で大江健三郎賞を受賞。『掏摸』の英訳版が米紙ウォール・ストリート・ジャーナルで2012年のベスト10小説に、『悪と仮面のルール』の英訳版が同紙の2013年ベストミステリーの10作品に選出される。また2014年、ノワール小説の分野に貢献した作家に贈られるアメリカの文学賞「デイビッド・グーディス賞」を日本人として初めて受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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信者を拘束し、マインドコントロールする教...

投稿日:2021/04/20 (火)

信者を拘束し、マインドコントロールする教団の黒幕は誰なのか。 謎が謎を呼び、ハラハラしつつ長編ながら最後まで楽しんで読むことができました。

とらばたー さん | 北海道 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    純文学的エンタメ、576P一気読みしました。宇宙物理学的な高尚な内容と性に溺れる低俗さがカオスとなし、膨大で圧倒的なパワーを産み出しています。私は無神論者なので神は信じていませんが、食物連鎖の頂点に立つ人類を救うのも滅ぼすのも宗教なのかも知れません。優れた?宗教は精神的にも肉体的にも快楽をもたらすものだから。【読メエロ部】

  • Yunemo さん

    とにかく凄かったです。でも、多分半分も理解できずに読了、の感。宗教=伝統的に育ってきたor新たに芽ばえさせた、まずこの点。取り纏める教祖の力、信者が集まるのか・集めるのか、自身の理解力ではテーマが拡大し過ぎ。教祖の唱える説話、宗教観等々、膨大な理屈を理解するに至らずに、でも一つだけ、高尚と低俗を併せ持つしかないんだ。「人間」という個人の面から、欲望の凄まじさを浮き彫りに、ということですね。一つの流れとして読み抜けなかったことが残念。非常に多くの多面的なピースをはめ込むには、自身にもうちょっとの能力が必要。

  • 遥かなる想い さん

    教団Xを軸に運命に翻弄される男女を骨太に 描く。全編に漂う狂気と不穏な雰囲気が 逆に心地よい。楢崎の前から 姿を消した立花涼子の存在が不可思議で 読書を加速させる。対比的な二人の教祖と 弄ばれる女性たち..長すぎる教祖様のお話と 狂気の渦..性の狂宴..語り手を視点を巧みに 変えながら物語は展開し、暴走し疾走する.. 最後はまるで映画を見ているかのような 終わり方だった。

  • OCEAN8380 さん

    アメトークの読書芸人で紹介されていたので気になって読んでみました。松尾の遺言で特に戦争の話、重かったです。宗教とか分からなかったので話の内容が理解しづらかったです。

  • ミカママ さん

    中村さんは大好きな作家さんである。新興宗教やエロスも題材としては大好物。手ぐすね引いて読み始めたのだが、とにかく手強かった。引用文献を見てもわかるように、テーマが幅広すぎて内容がとっ散らかってしまった感強い。カルトならカルト、世界平和なら世界平和、絞って書かれたならば、もっと読者も寄り添うことができただろう。ここらでひとつ、大きな作品描いてみよう、描かせてみよう(編集者が)の想いが先行しすぎてしまった気がしてならない。もちろんこれからの中村さんの作品にも、大きく期待するものである。

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中村文則

1977年愛知県生まれ。福島大学卒業。2002年『銃』で新潮新人賞を受賞しデビュー。04年『遮光』で野間文芸新人賞、05年『土の中の子供』で芥川賞、10年『掏摸』で大江健三郎賞を受賞。『掏摸』の英訳が米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」で2012年の年間ベスト10小説に選ばれる。14年、米国のD

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