本

選択的夫婦別姓はなぜ日本を変えるのか 集英社新書

中村敏子

基本情報

ジャンル
:
ISBN/カタログNo
:
ISBN 13 : 9784087214208
ISBN 10 : 4087214206
フォーマット
:
本
出版社
:
発行年月
:
2026年07月
:
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
確実に帯が付いた状態での出荷、また初版など版のご指定はお約束しておりません。

内容詳細

明治期に始まる「家制度」により、夫婦は同じ姓を名乗ることとされた。そして、今でも多くの女性が結婚により改姓を迫られている。戸籍と民法が作るこの構造は、日本社会全体でも男性優位の状況を作り出してきた。この現状をどう変えていけばよいのか。福沢諭吉やホッブズを専門とする著者が、政治思想的アプローチをもとに、フランスの婚姻制度なども参照しつつアクチュアルな問題に迫る。「選択的夫婦別姓」をめぐる議論が進む今、必読の一冊。

目次 : 第一章 女性差別の問題をどのように考えるか/ 第二章 江戸時代/ 第三章 明治から第二次世界大戦時までの変化/ 第四章 終戦から現代までの変化/ 第五章 女性をめぐる現在の問題(1)―「戸籍」/ 第六章 女性をめぐる現在の問題(2)―「性別分業」/ 終章 どのような社会を作るか―「ユートピア」の意味

【著者紹介】
中村敏子 : 1952年生まれ。政治学者、法学博士。北海学園大学名誉教授。75年、東京大学法学部卒業。東京都職員を経て、88年、北海道大学法学研究科博士後期課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • よっち さん

    明治期に始まった「家制度」が作った社会構造を歴史的に分析し、突破口として選択的夫婦別姓を位置づける1冊。男女が職分分担する比較的対等だった江戸時代から、明治政府に中国由来の父権的家父長制と西洋由来の夫権的家父長制を組み合わせた制度で、結婚した女性が夫の「家」に入り同姓とされる仕組みが作られて、戦後の民法改正で入籍・同一戸籍同一氏・戸籍筆頭者という形で温存され、擬似的な家制度が続く現状。著者はこれが性別分業や政治・経済の男性優位を支えてきたと分析していて、社会のあり方そのものを問い直す1冊になっていました。

  • kenitirokikuti さん

    図書館にて。日経ウーマン編集委員の依頼で行った講演に加筆修正したもの。著者の過去の仕事には岩波文庫の『福沢諭吉家族論集』の編集や、キャサリン・ペイトマン『社会契約と性契約――近代国家はいかに成立したのか』の翻訳などがある。英米法の系統だ。ペイトマンの「家父長制」論を紹介している。パトリアークの原義は族長支配あたりであって、父親と子という意味合い。近世や現代の婚姻法や家族法から眺めるなら、夫と妻や、Man(男性がマンであり、ウーマンは準人間といった考え)という観点が必要だろう▲英米法は筋は通ってるのけどもサ

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