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メディアの支配者 上

中川一徳

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062763837
ISBN 10 : 4062763834
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Product Description

講談社ノンフィクション賞 新潮ドキュメント賞 ダブル受賞
フジサンケイグループの権力闘争を緻密な取材で描いた名著!

メディアの帝王といわれたフジサンケイグループの議長・鹿内信隆。フジテレビを日本一のキイ局に育て上げ、息子の春雄を後継者にした後に引退を表明。鹿内家の支配は完璧に見えた。しかし、春雄の急死、それに伴う娘婿・宏明の議長就任――グループ内部は静かに揺れ始める。そしてクーデターが起きたのだ!

「まともな社史さえ存在しなかったフジサンケイグループは、本書によってはじめて本格的な『社史』を得たということになる。」――<佐藤卓己 解説より>

Content Description

メディアの帝王といわれたフジサンケイグループの議長・鹿内信隆。フジテレビを日本一のキイ局に育て上げ、息子の春雄を後継者にした後に引退を表明。鹿内家の支配は完璧に見えた。しかし、春雄の急死、それに伴う娘婿・宏明の議長就任―グループ内部は静かに揺れ始める。そしてクーデターが起きたのだ!講談社ノンフィクション賞・新潮ドキュメント賞ダブル受賞。

目次 : 第1章 彫刻の森―鹿内信隆のつくった王国(ロックフェラーとヘンリー・ムーア/ 美術品を使った錬金術 ほか)/ 第2章 クーデター―鹿内宏明解任(謀議/ 「スリーハンドレッドクラブ」の序列 ほか)/ 第3章 抗争―日枝久の勝利(司馬遼太郎の祝辞/ 「ハイジャッカー」 ほか)/ 第4章 梟雄―鹿内信隆のメディア支配(前)(存在しない「社史」/ 鹿内写真館 ほか)

【著者紹介】
中川一徳 : 1960年生まれ。フリーランスジャーナリスト。月刊『文藝春秋』記者として「事件の核心」「黒幕」「悶死―新井将敬の血と闇」などを執筆。2000年に独立。事件、経済、政治などをテーマに執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • goro@the_booby

    鹿内vs日枝で展開するフジサンケイグループ内でのクーデター。こういう内幕ものは傍から見れば面白いしわね。何故にそんなに嫌われたかは徐々に明らかになっていくのだろうけど鹿内宏明氏は身内からも狙われて哀れにも思えるほど。久しぶりに頼近美津子さんのお名前も出てきて懐かしいし、ライブドア堀江貴文氏に狙われたフジテレビもなんだか遠い昔のよう。奢れるもの久しからずか…と下巻へ突入。

  • 姉勤

    度重なる不祥事によりフジサンケイグループ会長の座から降りざるを得なかった日枝自身も、自社の不祥事を契機に成り上がった。そのクーデターの顛末から、その対象たる鹿内一族の先代、鹿内信隆が一代でメディアを勃興させ、その権勢を誇る様になったのか。それは戦前からの連綿たる政官の思惑と人脈により絡め取られたアウトレイジの世界。善悪、清濁など関係ない現実の力の奪い合い。個人的に戦前戦後のライジングしていく信隆の人生が面白く。十代の純なメンタル、また義侠を重んじる人間ならば、肯定できる様なものは何もない世界が描かれる。

  • Shoji

    鹿内宏明がフジサンケイ帝国に君臨し、グループを牛耳るまでのヒトスリーと、日枝久によるクーデターで鹿内家が没落するまでのノンフィクション。日枝久のクーデターには明確な大義名分がないのだ。「グループ全体を鹿内が私物化している」のがクーデターの理由のようだが、日枝久もまた極悪非道。びっくりしたのは、昭和時代の(悪徳っぽい)代議士、産経新聞OBの司馬遼太郎までもがクーデターに参加していたこと。また、当時の経済界の悪い奴らも同じ並びで出てきたことだ。下巻へ進みたいがどうも腰が重い。

  • キタ

    2024年に世間を騒がした、フジテレビ問題がなぜ起こったのか、その根本原因を知りたく、久しぶりに読み直しました。昔読んだのであんまり覚えて無かったけど再読して正に温故知新だなぁと思いましたよ。筆頭株主でもない鹿内家を追い出したのが、今話題の日枝会長。それが今のSNSでいろんなことが晒されて隠せない時代なので今度は時代から追い出されるだろうなぁ。できたら、ホリエモンの買収問題の件をノンフィクションで出版してくれないかなぁ。後、この上下巻をぜひNetflixでドラマ化してもらいたいよなぁ。

  • ばんだねいっぺい

    ホリエモンの名前が出てきて、そこからは、自社で放映のドラマさながらのクーデター劇の内幕が明かされる。最中、こういう司馬遼太郎さんの姿もあったのだと注目した。瀬島さんの姿も。

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