Books

文字禍 立東舎 乙女の本棚

中島敦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784845641567
ISBN 10 : 4845641569
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
しきみ ,  

Content Description

わしらこそ彼等文字の精霊にこき使われる下僕じゃ。文字の精霊についての研究を命ぜられた老博士ナブ・アヘ・エリバ。図書館や街中で調査を続ける彼のことを、精霊たちは決して見逃さない。中島敦の名作が、有名ゲームのキャラクターデザインなどで知られ、本シリーズでは『猫町』、『詩集『青猫』より』、『押絵と旅する男』、『夢十夜』、『桜の森の満開の下』、『恋愛論』、『魔術師』、『夜叉ヶ池』を担当する大人気イラストレーター・しきみによって、鮮やかに現代リミックス。人気シリーズ「乙女の本棚」の第43弾が登場。小説としても画集としても楽しめる魅惑の1冊。

【著者紹介】
中島敦 : 明治42年(1909年)東京生まれ。東京帝国大学卒業後、教員生活を経てパラオ南洋庁への勤務をしながら執筆活動を行う。喘息のため33歳で病没

しきみ : イラストレーター。東京都在住。『刀剣乱舞』など、有名オンラインゲームのキャラクターデザインのほか、多くの書籍の装画やファッションブランドとのコラボレーションを手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • たまきら

    ハッと思ったのは先日読んだ鯨庭さんの「言葉の獣」。あちらは口から発された言葉が対象だったが、こちらはどっしりと重たい、湿度をもった致死性の「言葉」が面白い。個人的には伊藤潤二さんのようなドロドロとした絵で絡みつくような世界観を求めてしまうが、文字オタクな学者肌男の世界をこの軽やかな女性の絵で紡ぐのも、どこか作者をからかっているようで面白かった。…ただ、自分が選んでいいのならそれこそ鯨庭さんとかの世界観が好きかも…。

  • ぐうぐう

    短さに反比例するように、奥深い小説だ。世界に禍をもたらせているのが言葉の精霊ではないかと睨んだ王が老博士に文字の精霊について調べることを命じる。まず博士は文字について知ろうとし、文字を見つめ続けていくと不思議なことが起こるのに気付く。「一つの文字を長く見詰めている中に、いつしかその文字が解体して、意味の無い一つ一つの線の交錯としか見えなくなって来る。単なる線の集りが、なぜ、そういう音とそういう意味とを有つことが出来るのか、どうしても解らなくなって来る」(つづく)

  • ベル@bell-zou

    オリエンタルムード満点。原作読んだときの中華風が薄らぐ。でも精霊たちの妖美な画に比べ博士の画のデフォルメっぷりはこれどうなんだろう…。地道に調査する研究者というより道楽で文献収集してる貴族みたい。一般的に漫画でもアニメでもおじいちゃん描くのって意外に難しそうだけど、でもこのお話の主役なのにな…とそこだけが惜しかった。

  • kitten

    図書館本。久々に乙女の本棚読んでみたが、しきみさんの絵、好きだな。しかし、この話は正直理解できないんだけど。理解できないところも含めて、こういうお話なのか?

  • たぬ

    ☆3.5 中島敦およそ4年ぶりの3冊目。しきみさんは生意気そうな若い女性のイラストがうまいな〜。「文字が普及して、人々の頭は、もはや、働かなくなったのである。」この発想はなかった。けど考えてみたらそれも当たってるのかもしれない。現代でも目の前の板や箱が即座に変換してくれる・意味を教えてくれるから自分の頭で考えることが激減しているし。丸っこいひらがなでもゲシュタルト崩壊するんだから楔形文字なんて言うまでもないね。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items