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ガンディーに訊け 朝日文庫

中島岳志

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022619426
ISBN 10 : 4022619422
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

〈非暴力〉〈不服従〉を貫いた インド独立の父 ガンディー。よく笑い、よく話し、よく怒ったという「人間・ガンディー」像を、著者独自の政治学の視点も交ぜながら描く熱き論考。禅僧・南直哉氏との対談「君は欲望を捨てられるか」も収録。

【著者紹介】
中島岳志 : 1975年大阪府生まれ。京都大学大学院博士課程修了。南アジア地域研究、近代日本政治思想を専攻。現在、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。主な著作に『中村屋のボース』(大佛次郎論壇賞、アジア・太平洋賞大賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • アナーキー靴下

    お薦め頂いた本。100分de名著のガンジー解説も同著者なため前半は既知の話が多いが、後半、禅僧の南直哉さんとの対談は別の視座に気付くエキサイティングな読書体験となった。原理主義はすっきりとして格好いいが、それでは世界は無意味になってしまう、だから問題は矛盾にどこまで耐えられるか、という話は目を開かれる思いだ。小林秀雄の「現代は永遠の過渡期である」という言葉も出てくるが、同様の含蓄を含むと感じた。ガンジーのやり方には「わかりやすさ」があるがそれは「単純化」ではない。自ら考え行動することの大切さを学べる良書。

  • イプシロン

    偉人と呼ばれる人の思想はどうしても似かよるようだ。それを一言でいうなら普遍的というのだろうが、思想の一致ぐあいに驚愕を禁じ得なかった。ガンジーの目指した政治はルソーの提唱した、見える範囲での直接民主制であったり、真理に生きることと一般契約の本質は似かよっていたりと。しかし、そこには必ずといっていいくらい理想と現実の乖離や矛盾があり、ルソーにしてもガンジーにしても社会的には偉人だが、家庭人としては及第点以下だったという部分になって現れているのが興味深かった。

  • うちこ

    日本の政治家がひとつの問題への怒りを煽り立てて先鋭化させるやりかたを見るとき、わたしは「この憎しみのエネルギーによる団結は、問題が解決したときにどうなるのだろう」と考えることがあります。ガンディーはいまふうにいうと「それはサステナブルか」というところを最優先している。もともと人生を脚色したり自己を英雄視しない、ド反省からはじまった人。 その背景をガンディーの自伝で読んでかなり驚き、あまりに驚きすぎて感想を書けずにいたのですが、この本ではそこも解説されていました。説明うまいなと、うなりながら読みました。

  • pino

    不思議な巡り合わせというか、縁のようなものを感じる一冊。偉人ガンディーとしての姿というより、己の欲望とストイックに向き合い、なおかつ上手くいかないその弱さを持った姿が微笑ましく印象的だった。ーmy life is my messageーとしながらもそれを自らの「実験」と言い切り、後世に問いを引き継ぐ謙虚な姿勢はそのもがきから来ているんだな。と同時に最後の対談で提言されている、欲求不満を起こさないテクニカルな方法や自分なりのチャルカーを探してみようとも思った。

  • あきら

    「獄中からの手紙」を何度も読み返している私にとって、その副読本になるような本。とにかくガンディーというひとりの人間を、神聖せず、ただ事実を伝え、その上ですごいところはすごい、こんなところがあったんだよ、と赤裸々に書いているので、「人間としてのガンディー」の本。現代に通じることもあり、思わずマーカーひきっぱなし(笑)

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