ビル・エヴァンスについてのいくつかの事柄

中山康樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309268293
ISBN 10 : 4309268293
フォーマット
出版社
発行年月
2005年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
サイズ13×19cm
256ページ

商品説明

ビルの音楽とスタイルはジャズの世界やピアニストだけでなく、楽器を演奏するすべての人にとっての指標となった。愛すべき素顔と創造の源泉をエピソードや回想により浮き彫りにする。

内容詳細

リリシズム、崇高、繊細、ユーモア、耽美、静謐。数々の言葉が冠されるジャズ・ピアニストの真実を探り、もうひとつのエヴァンス像を描き出す。彼の死は終焉でなく、新たな作品を産むきっかけにすぎない。

目次 : 序章 ビル・エヴァンスへの手がかり/ 第1章 プレインフィールド/ 第2章 ニューヨーク/ 第3章 マイルスとの日々/ 第4章 スコット・ラファロの出現/ 第5章 ザ・ファースト・トリオ/ 第6章 1961年6月25日、日曜日/ 第7章 ドラッグと成功の甘き香り/ 第8章 モントルーと伝説のトリオ/ 第9章 野望と挑戦、そして失敗/ 第10章 しのび寄る影/ 第11章 アイ・ウィル・セイ・グッドバイ

【著者紹介】
中山康樹 : 1952年大阪府生まれ。音楽評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • miyu さん

    モンク、パウエル、キース・ジャレット、ウィントン・ケリー。好きなピアニストは多いが中でもビル・エヴァンスは特別だ。ドラムのモチアン、ベースのラファロ、そしてエヴァンスのピアノ。このトリオには今も胸がときめく。インタープレイでの三人のお喋りするようなかけ合いにはゾクゾクする。エヴァンスの手にかかると枯れ葉やmy foolish heart などの名曲がまるで彼のオリジナルのようにさえ聴こえる不思議。誰に寄り道しようと何処に迷おうとジャズピアノといえば必ずビル・エヴァンスに戻るだろう。今もこれから先もずっと。

  • fishdeleuze さん

    その名声に比し、エヴァンスが自らのグループを維持できるようになったのは、それほど早い時期ではなかった。『カインド・オブ・ブルー』への参加、RIVERSIDEに残した名アルバム、後進に与えた絶大なる影響などからは思いもよらないその生涯や創作環境に驚いた。マイルス級の大物は別として、アメリカのジャズ・ミュージシャンは多かれ少なかれこんなかんじだったのかもしれない。生活のため、自らのグループのほかに小さな仕事をたくさんこなし、ドラッグのために演奏するような。

  • どんぐり さん

    『スイングジャーナル』の元編集長がビル・エヴァンスに関していくつかの事柄を交えて著わした評伝。ビル・エヴァンスと言えば、叙情的でリリカルなジャズ・ピアノを思い起こす人は多い。ジャズにおいては、経済的な困窮がそのミュージシャンの音楽的活動を活性化させ、場合によっては潜在的な創作力に火を点けるという皮肉な側面がある。これに麻薬を加えれば、50年代、60年代のジャズメンたちの生き様が見えてくる。彼もそうだったのか。マイルス・デイヴィスの『カインド・オブ・ブルー』の真実、『Alice In Wonderland』

  • にゃん さん

    ビル・エヴァンスの大ファンです。数々ビルについての本を読みましたが、この本は、他のアーティストにも造詣の深い中山さんの著作だからこそ、多数のジャズメンの証言がおりこまれていて、彼を知るのにはとてもわかりやすかった。今年のセプテンバーフィフティーンで没後30周年でした。

  • いい日 さん

    ビル・エヴァンスは経済的に成功したとは言えず、後年得られた評価ほどの収入はありませんでした。それでも「歴史に残る売れないアルバム」を作り続けた。そして、彼は繊細で頭が良くて、陽気な人間だったというのが、残された記録から推測できます。過去の資料は足あと、あるいは麻雀の捨て牌のようなもので、それによって、その人の手に持っているものが少し分かります。読み応えのある本でした。ビル・エヴァンスのアルバムと共に是非。中山康樹さんの文章はとても読みやすいです。

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人物・団体紹介

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中山康樹

1952年、大阪府堺市生まれ。ジャズ専門誌「スイングジャーナル」編集長などを経て、独立後は音楽評論家として活躍。「スイングジャーナル」時代には、現地取材で多くのジャズ・レジェンドと親交を深め、とくにマイルス・デイヴィスについては、そのレコーディングに立ち会うなど、「マイルスにもっとも近い日本人」と呼

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