健康・医療の情報を読み解く 健康情報学への招待 京大人気講義シリーズ

中山健夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784621087329
ISBN 10 : 4621087320
フォーマット
出版社
発行年月
2014年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
201p;19

内容詳細

生・老・病・死に向き合うとき、人間を支え、励ます情報・コミュニケーションとは何か?ビッグデータの時代、あふれる情報との上手な付き合い方とは?―疫学やEBMの考え方をもとに、身近な実例の紹介を通じて健康や医療の情報の読み解き方をわかりやすく解説。第2版では、全体を見直し加筆・修正し、新たに二つの章と付録を追加した。

目次 : 現代社会に必要なスキル―健康情報リテラシー/ どうしてそれを信じるのですか?―主張の根拠と“3た”論法/ 情報の松・竹・梅―研究デザインとエビデンス・レベル/ 症例報告の落とし穴―対照群の必要性/ 「代表的な意見」とは何か?―バイアス/ 私は名医?―分子と分母/ 運動する人は風邪をひかない?―横断研究と因果の逆転/ かき回しているのは何?―交絡因子/ 人間の身体は止まらない…―平均への回帰/ 「効く治療」が効かない?―絶対リスク、相対リスク〔ほか〕

【著者紹介】
中山健夫 : 京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻健康情報学分野教授。1961年生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業。米国カルフォルニア大学ロサンゼルス校フェロー、国立がんセンター研究所室長(がん情報研究部門)を経て、2000年京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻助教授、2006年から現職。第1回同専攻ベストティーチャー賞(2013年)、日本疫学会奨励賞(2005年)。日本疫学会・薬剤疫学会・禁煙科学会等の理事、日本ヘルスコミュニケーション学会世話人、公益財団法人日本医療機能評価機構医療情報サービス事業Minds委員、独立行政法人医薬品医療機器総合機構専門委員、NPO法人日本メディカルライター協会、同健康と病いの語りディペックス・ジャパン、同EBH推進協議会、同日本インターネット医療協議会(JIMA)等の理事も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Tatsuya Michibata さん

    とても大事なことが書かれているが、とても読みやすい本。2日で読めました。津田敏秀著『医学的根拠とは何か』とかなり通じるところ有り。疫学者の観点とはこういうものかとおもいました。(参考文献には津田先生の本が何冊もあげられております)健康情報学とはこういうものなのかと興味がわきました。エピローグの著者の文章:私は健康情報学を、健康や医療に関するさまざまな現実的課題に向き合っている人々の意志決定や問題解決を支援し、力づけることのできる情報やコミュニケーションのあり方を示すものにしたいと思います。

  • re2015 さん

    全部で23章。特に興味深かったのは12章(pp.90-91)の抗菌薬クロルゾイン(Chlorzoin)のエンドポイントに関する話。虫歯菌の一種を99.9%減少(1991)→カナダの厚生労働省にあたる機関がクロルゾインを認可(1993)→「クロルゾインは虫歯をなくして世界中の歯科医療を永遠に変えるだろう」(Oral Health Magazine,1996)→RCTで虫歯予防に効果がないことが判明(Forgie AH: Caries Res,2000)→投資家から3億ドルの民事訴訟(2001)。

  • こたちゅう さん

    疫学とか医療統計学とか、最近話題になったりするが、私のような素人でもわかりやすく書かれている良著。京大人気講義シリーズなんて書いてあって参考書然としているから難しいと思いきや、終わりにを読むと、業界紙や一般紙に連載したものを集めた成り立ちであり、一般人を相手に書かれたものであることがわかる。興味のある人にはなかなかいい入門書だと思う。

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