待望の短篇集は忘却の彼方に

中原昌也

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309016481
ISBN 10 : 4309016480
フォーマット
出版社
発行年月
2004年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,139p

商品説明

その<凶暴性>の中毒になった人数知れず。一度その世界に足を踏み入れたら決して抜けだせない。狂気と快楽の世界に誘う奇才・中原昌也待望の小説集ついに刊行。問題作、驚異の<書き下ろし“2行”短篇!?>3本掲載!

●サイズ13×19cm 160ページ

【目次】
待望の短篇は忘却の彼方に
血牡蛎事件覚書
お金をあげるからもう書かないで、と言われればよろこんで
凶暴な放浪者
鳩の住み家
ロック演奏会
音楽は目に見えない

内容詳細

混迷の時代に舞い降りた最新ユーモア青春小説集がついに刊行。

【著者紹介】
中原昌也 : 1970年生まれ、『あらゆる場所に花束が…』で第十四回三島由紀夫賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 還暦院erk さん

    図書館本。文学賞メッタ斬りの対談ゲストでこの作家さんが異色な感じだったので興味を引かれ、一番薄いこの短編集を借りてみた。むむ…写真コラージュも中原さん自身の作だそうだが、心霊エロ度が相当高い。凝視注意。「書きたくないんだけど〜」的意識の流れが作品のあちこちにダダ漏れで、これは最初に言ったもん勝ち書いたもん勝ちだなぁ。対談でも話題になっていた問題作(笑)、『お金をあげるからもう書かないで、と言われればよろこんで』は面白かった。『ロック演奏会』は理解不能。全体に、文章の束に呪われそうな不穏な作品が多かった。

  • 訃報 さん

    「誰も面白いと思ってもらえないことしか書けないけど、僕が一番面白いと思っていないのだから我慢してよ。」

  • 加藤 さん

    よくみてみると、注意してみるとが頻出。とにかく視力が悪くて楽しい。近視眼的想像力の極北。アテンションの手段と化した暴力に作者自身うんざりしながらも、なおそうせざるをえない倦怠に満ちたぶつ切り。知的な俯瞰から最も距離のある生身の悪意とユーモアにげんなりとする。もう読まなくていいんだけどまだ読んじゃう。『パラサイト』の悪臭を誉めるなら中原昌也にも言及するべきとかぶちあげても、本当に何の意味もない。思い返してみれば過去に読んだ著者の小説のすべての内容を忘れている。惰性が移入する読書体験はリアルなのかもしれない。

  • もろろろ さん

    なんでこんなにウキウキするのだろう。フラストレーションが溜まってるから?だが彼はそれも変転させる。結果として出てきた不毛さがユーモアが効いて笑える。彼の絵、適当でひねた所がおもしろいよね。絵本も読みたくなった。

  • 寺基千里 さん

    自分のコンディションが悪い時には読めない、読まない方が良い。あまりに世の中や文学に対する恨みつらみが凄過ぎて引っ張られてしまうから。水分補給するような感覚でサッと酷評できてしまうその文体はやはり危険だと思う。 物語自体は目まぐるしい場面展開で、時にシャッターをガラガラと下ろすかのように物語が閉じられてしまうのだけど、その容赦ない感じも良い。思わず引っ張られてしまうくらいに個人的に取り扱い注意なタイプな作品だけど、好きなのには変わりない作家だ。

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人物・団体紹介

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中原昌也

1970年、東京都生まれ。「暴力温泉芸者」名義で音楽活動の後、「HAIR STYLISTICS」として活動を続ける。2001年『あらゆる場所に花束が…』で三島由紀夫賞、06年『名もなき孤児たちの墓』で野間文芸新人賞、08年『中原昌也 作業日誌 2004→2007』でBunkamuraドゥマゴ文学賞を

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