日本共産党 「革命」を夢見た100年 中公新書

中北浩爾

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784121026958
ISBN 10 : 4121026950
フォーマット
出版社
発行年月
2022年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
440p;18

内容詳細

戦前から高度成長期にかけて多くの若者や知識人を惹きつけ、巨大な政治的磁場を作った日本共産党。東欧革命・ソ連崩壊などで深刻な打撃を受けたが、しぶとく生き残り、近年、野党共闘による政権交代を目標に据える。政権を担える事実上の社会民主主義政党になったのか、今なお暴力革命を狙っているのか。本書は、一貫して「革命」を目指しつつも大きく変化した百年の歴史を追い、国際比較と現状分析を交え同党の全貌を描く。

目次 : 序章 国際比較のなかの日本共産党/ 第1章 大日本帝国下の結党と弾圧―ロシア革命〜1945年/ 第2章 戦後の合法化から武装闘争へ―1945〜55年/ 第3章 宮本路線と躍進の時代―1955〜70年代/ 第4章 停滞と孤立からの脱却を求めて―1980年代〜現在/ 終章 日本共産党と日本政治の今後

【著者紹介】
中北浩爾 : 1968(昭和43)年三重県生まれ。91年東京大学法学部卒業。95年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程中途退学。東京大学博士(法学)。大阪市立大学法学部助教授、立教大学法学部教授などを経て、2011年より一橋大学大学院社会学研究科教授。専門は日本政治外交史、現代日本政治論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • やいっち さん

    「一貫して「革命」を目指しつつも大きく変化した百年の歴史を追い、国際比較と現状分析を交え同党の全貌を描く」という内容で、読了に十日以上を費やした。昨年、結党百年だったとか。  日本共産党は怖いとか一緒に政権を組むことはありえないとか、排除の論理…感情は連合からも示される。

  • 100 さん

    日本共産党の歴史を詳説。感想としては、共産主義思想は宗教的、世界情勢の逆風、暴力方針の破棄に確証が持てない事、手段が目標化していて魅力的将来像がない、組織の不透明、民主集中制による不満、などが低迷の原因かと。

  • fwhd8325 さん

    子どもの頃、共産党=危険思想というイメージが定着していたように思う。しかし、選挙権を得て、政党を調べていくと、必ずしもそうでないこともわかってきた。本気で政権を奪取する政党ではなく、政権の外から存在感を感じさせることにこの政党の役割があるように思います。100年の歴史の中で、次第に主張を変化させてきたが、それも時代に合った生き方であることと許容しています。残念なのは、野党連合ではなく、自らの存在価値をもっと訴えることが本質のように感じました。

  • とくけんちょ さん

    なかなか骨太。新書のレベルではない。あらためて日本共産党の歴史を世界の共産主義の移り変わりとともに俯瞰することができた。進化というか、大きく変化して現在のスタンスなんだなと。ただ過去から続くスタンスも独自の色ではなく、他の影響によるところが大きいことがわかる。ようやく現代になり、国民のリアルと折り合いをつけた独自路線を模索しているようではあるが、自己矛盾が隠しきれてない気がする。

  • みこ さん

    日本で唯一100年の歴史を持つ政党である共産党の歴史。面白かったのだが長い。勿論、書店で手に取ったときにそのボリュームは分かっていたので分量的な意味ではなく内容についてである。彼らについて一言で言うとダサい。中国やソ連に振り回されて迷走していく様子が描かれていたが、そもそも両大国がたかだか10議席確保するのもやっとな日本の小政党を本気で頼っていたとも思えず悲しい片思いに見える。100年の歴史というが、名前はコロコロ変えるのに中身は変わらない旧民主党とは表裏一体の存在に思える。

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