基本情報

内容詳細
「心」とは、ひとつの試みにすぎない。ソクラテスは心を発明し、カントは自律した完全な心を追い求めた。人間以外の存在と共に心を語ることを試みたハイデガー、心と身体の関係を問い直すメルロ=ポンティ、日本における心の姿を探し続けた夏目漱石。若き俊英が鮮やかに描き出す、人類と心の3000年。
目次 : 心の形而上学とメタファー/ 第1部 西洋編(心の発明/ 意識の再発明と近代/ 綻びゆく心/ 認知科学の心)/ 第2部 日本編(日本の心の発生と展開/ 夏目漱石の苦悩とユートピア/ 拡散と集中)
【著者紹介】
下西風澄 : 1986年生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。哲学に関する講義・執筆活動を行っている。論文に「フッサールの表象概念の多様性と機能」(『現象学年報』)ほか。執筆に「色彩のゲーテ」(『ちくま』)、詩「ねむの木の祈り」(『ユリイカ』)、絵本『10才のころ、ぼくは考えた。』(福音館書店)など。心という存在は歴史のなかでいかに構築されてきたのか。哲学を中心に、認知科学や文学史など横断的な視点から思索しており、本書はその成果をまとめた初の単著である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ユーザーレビュー
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Gokkey さん
読了日:2024/01/13
mim42 さん
読了日:2023/04/18
teddy11015544 さん
読了日:2023/04/08
ハルト さん
読了日:2023/07/16
鴨長石 さん
読了日:2023/06/07
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