物語ること、生きること 講談社文庫

上橋菜穂子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062933384
ISBN 10 : 4062933381
フォーマット
出版社
発行年月
2016年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
瀧晴巳 ,  
追加情報
:
224p;15

内容詳細

人はなぜ物語を必要とするのか。自分はなぜ物語をつむがないといられないのか。どうしたら自分だけが書くことができる物語にたどりつけるのか。『獣の奏者』『精霊の守り人』を生み出した国際アンデルセン賞作家が、本の虫だった少女時代や文化人類学の研究過程など自らの人生を通じて語る、「物語」とは。

目次 : 第1章 生きとし生けるものたちと/ 第2章 遠きものへの憧れ/ 第3章 自分の地図を描くこと

【著者紹介】
上橋菜穂子 : 1962年東京都生まれ。川村学園女子大学特任教授。オーストラリアの先住民アボリジニを研究。野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ダブル受賞の『精霊の守り人』を始めとする「守り人」シリーズ、ほか著書、受賞多数。2009年、英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞。2014年「児童文学のノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞作家賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ミュポトワ@猫mode さん

    上橋菜穂子先生のエッセイ2冊目。今の子供たちは幸せだと思う。なぜならこの本があるから。こんな一流の作家兼学者先生が自分の生い立ちを含めて、なぜこう選択してきたかを詳しく解説してくれている最高の本があるから。俺が子供の時はなかったよ、こんな本。この本を読んだら俺の人生の選択も…まぁ変わりはしないわな。俺は結局俺のままだと思うし、こう生きてきたのはもう一回やっても変わらないと思うが、少なくとも選択肢が増えてはいたな。そういう意味では最強の本だと思う。小さい子にこそ、読んでもらいたい。ちょっと難しいけどねw

  • nyaoko さん

    上橋菜穂子さんへファンが聞きたかった事、丸ごと全部インタビュー。子供達にも分かりやすいように綴られていて、読みやすかったです。 異世界ファンタジーを書かせたらこの方が一番と言ってもいいくらい、上橋菜穂子さんの描く物語は本当に壮大で浪漫溢れている。これだけの世界観を生み出す源がどこから湧いてくるのかとても気になっていました。それが家族の影響であり、元来好奇心旺盛な性格からでもあり、異国の民族を学んで来られた長年の研究成果でもあり。「上橋菜穂子」を作ったものは上橋菜穂子が紡いで来た歴史そのものなのですね。

  • ちゃちゃ さん

    「夢見る夢子さん」が作家として開花するまでに辿った道を、インタビュー形式でまとめた作品。上橋さんは『守り人』シリーズ等の作者だが、文化人類学者としても活躍されている。印象に残ったのは「境界線の上に立つ人」。自然と文明、対立する国々、様々な境界線が存在する中で、どちらかに身を置いてもう一方を否定する傲慢さを捨てる。境界線上に立ち両側が見える孤独に耐え、一人の人間として他者に向き合うことで、境界線を越えて交わっていこうとする柔軟な姿勢の必要を説く。作者の豊かで深い創作観が私たちに重要な示唆を与えてくれる好著。

  • 佐島楓 さん

    何かを成し遂げる人は、強く思いを胸に抱き続け、追い続け、努力をしてきた人。最近の自分が見失っていたものをまざまざと見せつけられたようで、落涙しそうになった。

  • くぅ さん

    実は『獣の奏者』が未読で…そちらを読んでから読めばよかった…とちょっと後悔。でも、読んでよかった。上橋先生の歴史を教えてもらいとても一言では纏められないけれど、弱さの中の強さとか芯とかしなやかさとかそういうことを要所要所で感じ、また同時に温かい気持ちになって。全部読んだ後、最後の「みなさんのお陰で、私はいま、ここにいます。」という言葉にはウルッときてしまい、こういう気持ちを忘れないように額に入れて飾っておきたいものだなぁなんて思った。特に「おばあちゃんがくれたもの」にはとっても素敵なことが書いてある。

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上橋菜穂子

1962(昭和37)年東京生れ。川村学園女子大学特任教授。オーストラリアの先住民アボリジニを研究中。著書の、『孤笛のかなた』(野間児童文芸賞)の他に、『精霊の守り人』(野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞、バチェルダー賞)、『闇の守り人』(日本児童文学者協会賞)、『夢の守り人』(路傍の石文学賞)、

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