基本情報
内容詳細
辺土とは―草遍路、乞食遍路、プロ遍路、職業遍路、生涯遍路とも呼ばれる。長い歴史の中、「へんど」はやがて乞食を意味するようになるが、昭和三〇年代までは遍路といえば「へんど」だった。一方で、八八ヵ所を経文唱えて回る遍路は、ときに畏敬と畏怖の目で見られた。彼らは聖と賎を同時にそなえる存在だったのだ。現代の草遍路を探し、共に托鉢修行も行うだけでなく、路地(同和地区)の歴史もたどりながら五年をかけて遍路を続けた。「最後の聖域」の本質を大宅賞作家が抉り出す、唯一無二の紀行ルポ!!
目次 : 第1章 辺土紀行―徳島‐高知/ 第2章 幸月事件/ 第3章 辺土紀行 高知‐愛媛/ 第4章 托鉢修行/ 第5章 辺土紀行 松山‐香川/ 第6章 草遍路たち
【著者紹介】
上原善広 : 1973年、大阪府生まれ。大阪体育大学卒業後、ノンフィクション作家となる。2010年、『日本の路地を旅する』(文藝春秋、のち文春文庫)で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。12年、「孤独なポピュリストの原点」(特集「最も危険な政治家」橋下徹研究、「新潮45」2011年11月号)で、第18回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞大賞受賞。17年、『一投に賭ける溝口和洋、最後の無頼派アスリート』(KADOKAWA、のち角川文庫)で2016年度第27回ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ゆいまある さん
読了日:2023/05/31
kinkin さん
読了日:2023/11/10
つちのこ さん
読了日:2022/01/26
tom さん
読了日:2023/06/19
Sakie さん
読了日:2023/07/19
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人物・団体紹介
上原善広
1973年、大阪府生まれ。大阪体育大学卒業後、ノンフィクション作家となる。2010年、『日本の路地を旅する』(文藝春秋、のち文春文庫)で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。12年、「孤独なポピュリストの原点」(特集「最も危険な政治家」橋下徹研究、「新潮45」2011年11月号)で、第18回編集者が選ぶ雑
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