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六代目圓生コレクション 寄席育ち 岩波現代文庫

Ensho Sanyutei (6 daime)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784006023331
ISBN 10 : 4006023332
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

明治・大正・昭和の芸界を生き抜いてきた名人・六代目三遊亭圓生。数多くの著書を遺しているが、本書はその代表作である。自らの生い立ち、修業時代、芸談、噺家列伝など、芸一筋の人生をつぶさに語る。聞き手・山本進によって、圓生ならではの口跡そのままに綴られており、語りの妙を堪能できる。さらに綿密な考証が施され、落語史・芸能史・庶民生活史の資料としても貴重である。

目次 : 明治篇(出生/ 幼時 ほか)/ 大正篇(名人圓喬/ 噺家の服装 ほか)/ 昭和篇(青山三光亭/ 引越し時代 ほか)/ 芸談篇(自分の芸/ 芸の行儀 ほか)/ 列伝篇(三遊亭圓遊/ 三遊亭圓右 ほか)

【著者紹介】
三遊亭圓生 : 1900‐1979年。落語家。子ども義太夫を経て落語家に転向、橘家圓童で初高座。20年橘家圓好で真打。41年六代目三遊亭圓生を襲名。45年春、志ん生らと共に満洲に渡り慰問公演を行い、大連で終戦を迎える。戦後は完成度の高い高座を披露、押しも押されもせぬ大看板として活躍。65‐72年落語協会会長。68年芸術選奨文部大臣賞、72年芸術祭大賞、73年勲四等瑞宝章を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • gtn

    文庫版発刊に当たり再読。圓喬、圓右、小せん等名人の至芸や人柄に幼い頃から間近に触れ、現在に伝えた功績はやはり大きい。また、一時は羽振りが良かった三代目燕枝が、晩年ルンペンとなり亡くなったこと等、今では調査の術がないエピソードも数多く残しており、記録的価値は非常に高い。毀誉褒貶相半ばする著者だが、本著をはじめ、一連の著述がなければ、演芸史にかなりの空白が生じただろう。著者と同じく子役出身で同時代を生き、日本芸術協会を創設した六代目柳橋には決してなし得なかった仕事。

  • 浅香山三郎

    青蛙房の落語の本は、さきに桂米朝『上方落語ノート』(全4集)が岩波現代文庫に入つた。続いて東京の噺家として多くの著書(語りおろし)のある三遊亭圓生の著書も文庫化され始めた。本書は圓生の自伝で、明治から大正・昭和の寄席・噺家・演芸界隈の貴重な証言。まだまだ東京に寄席が沢山あり、圓生の義父五代目圓生や自身も寄席経営をした経験談、志ん生との大陸慰問と引揚げの顛末など、興味が尽きない。資料的な価値に加え、芸談として読ませるために構成されてゐるので、大部な本だが割に一気に読めたやうに思ふ。

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