牙 アフリカゾウの「密猟組織」を追って

三浦英之

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784093886949
ISBN 10 : 4093886946
フォーマット
出版社
発行年月
2019年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
245p;20

内容詳細

密猟組織のドン、過激派テロリスト、中国大使館員、日本の象牙業者。虐殺の「真犯人」は誰だ!?第25回「小学館ノンフィクション大賞」受賞作。

目次 : 序章 大地の鼓動/ 第1章 白い密猟者/ 第2章 テロリスト・アタック/ 第3章 キング・ピン/ 第4章 象牙女王/ 第5章 訪ねてきた男/ 第6章 孤立と敗北/ 終章 エレファント・フライト

【著者紹介】
三浦英之 : 1974年、神奈川県生まれ。朝日新聞記者、ルポライター。南三陸駐在、アフリカ特派員などを経て、現在は福島・南相馬支局員。2015年、『五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後』で第13回開高健ノンフィクション賞を受賞。18年、『日報隠蔽 南スーダンで自衛隊は何を見たのか』(布施祐仁との共著)で第18回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞、『牙―アフリカゾウの「密猟組織」を追って』で第25回小学館ノンフィクション大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤 さん

    表紙の迫力ある写真がきになって手にとった1冊。朝日新聞の元アフリカ特派員が近いうちにアフリカゾウが絶滅するという衝撃的な内容に迫る。日本人が買い求める象牙の印鑑が、アフリカゾウ密猟につながっているという事実。その密猟は国家やテロリストの資金源になっているという事実。バラバラに見えることが1本の糸でつながっている。真ん中くらいに掲載されているアフリカゾウの「サタオ」の写真があまりにも衝撃的で言葉も出ない。象牙の印鑑についてあまりにも知らなさすぎた。

  • ちえ さん

    象牙売買を目的としたアフリカゾウの密猟組織を追った取材。<アフリカゾウを絶滅へと追い込んでいる最大の要因ー。それは象牙を消費する側が抱え込んでいる「無知」、もっと踏み込んで言えば先進国で暮らす人間のアフリカに対する「無関心」ではなかったか。…ゾウ達は顔をえぐられて殺され、その産物がテロリストたちの資金源になり、多くの若者たちが無暗に虐殺されている。その発端は象牙の消費者―つまり私たちなのだ>知らなかった…。衝撃的な内容だが、何がどう繋がっているのか、知るために一人でも多くの人に読んでほしい。

  • おかむら さん

    密猟はダメだよね、希少な野生動物は保護しないとね、となんとなくそう思ってるけども、遠いアフリカの象が象牙のためにこんなことになってるなんて考えたこともなかったわ…。1番悪いのはだれか。金のために密猟する現地の人か、賄賂もらって黙認する役人か、大量に買い漁る中国か、それとも…。色々ショッキングな内容で、これは読んで良かった。といってもマジメ一辺倒ではなく、密猟組織を探っていく新聞記者と現地スタッフの相棒(マサイ人)のナイスなコンビっぷりや危険な領域に踏み込んでしまったサスペンス要素も読みどころ。

  • 更紗蝦 さん

    印鑑の材料として象牙を使用する文化を日本社会が“許容”することが、「密猟者による象の虐殺」と「テロリストへの資金源の供給」と「テロによる無辜の市民の殺害」へと繋がっていることが理解できるルポルタージュです。国際的には「世界中の象牙の市場を完全に閉鎖すべき」という考え方が主流である中で、日本の「ルールを守るお行儀の良さをアピール」「すっとぼけた態度でルールの抜け道を残す」「我々は正論を言っているとドヤる」「さして大事にしていない伝統文化を言い訳にする」等の対応が、捕鯨問題と全く同じであることに愕然とします。

  • ばんだねいっぺい さん

     これを読んで、もともと拘りはなかったけど、象牙なんていらんと思った。余りにも凄惨な殺戮の現実(小ゾウ、母ゾウ、メトリアーチがターゲットとなる。)。発達したテクノロジーが加速させる一刻の猶予もない頭数の減少。そして、最後につきつけられるのは、日本の愚鈍さという辛辣なオチ。うーん。

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