少年讃歌

三浦哲郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167125073
ISBN 10 : 4167125072
フォーマット
出版社
発行年月
1986年11月
日本
追加情報
:
557p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • おとん707 さん

    少年とは伊東マンショ、千々石ミゲルら天正遣欧少年使節のこと。使命を帯びポルトガルを経てローマに派遣された足掛け九年に及ぶ苦闘の日々が同行したドラード従者が回想する形で淡々と語られる。実は私は本書を片手にポルトガルを旅してきたばかり。読みながら縁の地を訪ねて彼らの艱難辛苦に色々気付かされた。彼らの純粋な信仰心とは別に一部派遣宣教師とカトリック世界の思惑が見え隠れする。切支丹禁令のもとでの彼らのその後に同情を禁じ得ないが、秀吉や家康が覇権を振るう大国に敏感だったのも分らぬではないなと嘗ての大国の地で思った。

  • てっしー さん

    全体の半分ほどで図書館返却期限につき泣く泣く返却、よってここまでの感想→天正遣欧少年使節を描いた数少ない小説。実在した従者コンスタンチノの視点から旅行記風に活写。過酷な船旅やこの時代の西欧3国の様子(風土や国民性の微妙な違い等)がありありと描かれて面白い。一方、伊東・千々石ら使節個々人の描写はやや平板。若くしてこんな辛い思いをせざるを得ない彼らの信仰的葛藤についても読みたいので今後に期待。イタリア入国まで読み、物語は佳境へ!続きはどうなる?また今度借りよう。

  • k さん

    時代に翻弄された人々の話。400年以上も前のことが身近に感じられる。あっさりした最後が悲しい。

  • ayata さん

    文庫のうしろに、まったく文体が乱れないというようなことが書いてありましたが、 本当に全然感情で文章がぶれるということがなく、最初から最後まで同じ調子で 長い旅路を書ききってあって感服しました。 寄り道もないし、冷静で客観的であると感じます。 ただ、少年使節という題材に関してはこの文体や手法が合っていたとは思えない というか、彼らの旅路は特に全体を通して大きな出来事があるわけではないので この文体で、しかもドラードという傍観者から見た視点だと読み切るのが辛いものが ありました。彼ら自身の言葉であるとか、感

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人物・団体紹介

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三浦哲郎

1931(昭和6)年、青森県八戸市生まれ。早稲田大学第一文学部仏文科を卒業。在学中より井伏鱒二に師事した。55年「十五歳の周囲」で新潮同人雑誌賞、61年「忍ぶ川」で芥川賞、76年『拳銃と十五の短篇』で野間文芸賞、83年『少年讃歌』で日本文学大賞、85年『白夜を旅する人々』で大佛次郎賞、91年『みちづ

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