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小泉セツとハーンの物語 -小泉八雲「怪談」誕生のひみつ-

三成清香

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784879818225
ISBN 10 : 4879818224
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

NHKの次期朝ドラ、『ばけばけ』の主人公のモデル・小泉セツと、ラフカディオ・ハーンが、日本の「怪談」を文学作品にして世界に伝える物語です。国際結婚がまだ珍しかった明治時代に、維新で没落した武士の娘セツと、両親に見放され欧米をさまよい日本にたどり着いたハーンが出会い、言葉が通じなかったふたりが、日本の古い物語を英語の作品に仕上げ、怪談文学として世界に伝えていくまでを物語にしています。それぞれl苦しい生活を送ったふたりが、どのように心を通わせて、現代に残る名作を誕生させたのか、そのひみつを探ります。

小泉凡(民俗学者・小泉八雲記念館館長・小泉八雲ひ孫)推薦!
「『怪談』で知られるラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の妻セツに光を当てたユニークな伝記。外国人に日本語を教えてきた著者が、セツとハーンのコミュニケーションと怪談文学誕生の秘話を、 手に取るように説いてくれる。著者のハーン夫妻への愛情があふれる文章にきっと読者は幸福感を覚え、ふたりの生き方にはげまされるだろう。」

【著者紹介】
三成清香 : 1984年島根県出雲市(旧平田市)生まれ。宇都宮大学大学院博士後期課程修了。博士(国際学)。国際医療福祉大学・文星芸術大学非常勤講師、東大阪大学助教、下関市立大学特任教員、新島学園短期大学専任講師を経て、現職(島根県立大学准教授)。スペイン留学や、韓国で日本語教師として働いたことをきっかけに世界のさまざまな文化や文学、言語に関心をもつようになる。専門は比較文学で主に小泉八雲の研究を行っている。その一方、多文化共生社会への取り組みや日本語教育にも携わる

長田結花 : 1991年生まれ、山梨県上野原市で育つ。東京工芸大学芸術学部デザイン学科卒業。イラストレーター・漫画家。本の装画とさし絵、漫画の制作、美術館広報物への寄稿など、幅広く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ほんわか・かめ

    「あなたの話、あなたの言葉、あなたの考えで語ってほしい」とハーンはセツが語ってくれる話を楽しみにしていた。『怪談』は小泉八雲名義ではあるけれど、努力家のセツと日本が持つ本来の姿を愛したハーンが2人で紡いだ作品であることが伝わってくる。児童書でありながら、訳のない英文も出てくる。ハーンが何を言っているかわからないという体験をしてほしいという意図らしい。それをわからないままにするか、わかろうと努力するか。2人の努力が伝わってくる。“八雲”という日本名がハーンの生き方にぴったりで、命名したおじいさんグッジョブ!

  • ナオミ

    「小泉セツとハーンの物語」 タイトルにあるように八雲でなく、ハーンの物語。八雲になるまでの過程がわかるお話だった。ことばの通じないセツとのやり取りなど、苦労が絶えなかったと思う。それを楽しくふたりで乗り越えてく様子もよかった。子ども向けの児童書なので言葉もわかりやすく私にはちょうどよかった。これから観るドラマがさらに楽しみになった。

  • カッキー

    朝ドラから興味を持って。すぐ借りられる本が児童書しかなかったから借りたけど読みやすくておもしろかった。今度はセツさん自身が書いた本も読んでみたい

  • ntscp2020

    小泉セツと小泉八雲 (ラフカディオ・ハーン) の児童向け伝記。何本かハーンの作品も紹介されていてお得な感じ。ハーンの作品がセツと一緒に作られていったものなのだなと感じた。

  • かはほり

    朝ドラの主人公の小泉セツの伝記で、セツの協力なしでは八雲の作品が生まれなかったことがよく解る。元の話と八雲の文章の比較も面白かった。挿絵も本文と良く合っていて、特に156pの絵はとても素晴らしく感動的ですらある。巻末に年表があるが、本文中はいつの出来事かがあまり書かれていないのが不満。あと、46pに出てくる「ふじの山」は、明治43年(1910)の『尋常小学読本唱歌』が初出なので、明治12年に小学校を卒業したセツがこの歌を歌ったのか疑問に思った。

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