ビブリア古書堂の事件手帖 3 メディアワークス文庫

三上延

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784049139525
ISBN 10 : 4049139529
フォーマット
出版社
発行年月
2022年03月
日本
追加情報
:
288p;15

内容詳細

春の霧雨が音もなく降り注ぐ北鎌倉。古書に纏わる特別な相談を請け負うビブリアに、新たな依頼人の姿があった。ある古書店の跡取り息子の死により遺された約千冊の蔵書。高校生になる少年が相続するはずだった形見の本を、古書店の主でもある彼の祖父は、あろうことか全て売り払おうとしているという。なぜ―不可解さを抱えながら、ビブリアも出店する即売会場で説得を試みる店主たち。そして、偶然依頼を耳にした店主の娘も、静かに謎へと近づいていく―。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 夢追人009 さん

    ビブリア古書堂の事件手帖、10周年の10冊目で扉子編の3冊目ですね。今回は全3章からなる連作長編ミステリで取り扱われる本の中で私の思い入れが深いのは3章の夢野久作「ドグラ・マグラ」で若い頃に読みましたが今では完全に内容を忘れていますね。でも何となく犯人がどうこういう謎解きよりも狂気と幻想に彩られたエピソードを味わうのがメインだった様に思いますね。何れにせよこのシリーズを読むと読書欲が著しく掻き立てられますね。しょーもないどうでもいい事を書いてすみませんが作中に出てくるドドンパ書房で安い本を買いたいですね。

  • へくとぱすかる さん

    『ドグラ・マグラ』についての通説には異論があるらしいし、日本ミステリ界三大奇書の人気の理由がわかったことも収穫。私ならきっと「例のあれ」で読むだろうなぁ。まだ持ってない。物語の時代が扉子編では、前作に引き続いて近未来のようで、栞子さんと五浦くん(本当は篠川くんだけど、つい)は、一歩引いた感じ。それにしても智恵子さんの計画は、底知れぬ怖ろしさを秘めているようだ。まるで予想もつかないけど、次作まであとを引くのはたしかだ。不正を見破る扉子の活躍がよかった。デパートが舞台だけど、屋外のイメージで読んでしまった。

  • ひさか さん

    2022年3月メディアワークス文庫刊。書き下ろし。シリーズ10作目。扉子、栞子、大輔のビブリア古書堂の父母と娘と日本に戻った智恵子が織りなす話に古書とそれに関わる人々との謎の話が面白く展開される。家族というプライベートな世界を緻密かつサスペンスフルに綴っていく三上さんの手腕に脱帽。楽しめました。

  • ヒデキ さん

    1冊の本を巡る人々の人生を描き、その本の持つ意味を解き明かしていくシリーズ 今度の本は、夢野久作の「ドグラ・マグラ」 この本を巡って二つの家族の3代の物語が描かれます

  • Yunemo さん

    まさか本作のベースが扉子の祖母智恵子の画策から成り立ってるなんて。大輔、栞子、扉子親子が結局は智恵子との闘いの場へと、そこに古書の存在が。本作で提示された古書(映画のパンフレットまで含めて)、樋口一葉「通俗書簡文」、夢野久作「ドグラ・マグラ」からくる謎解きの過程、実際に読んでればまた違った自身の解釈もできたろうに、との想いに。扉子の性格がこのままじゃ不安です、と想うのは私だけかな。それが大きな魅力であることは間違いないのですが。ともあれ、本作全編が不穏な雰囲気をまとったままで表現されてるのが、何ともはや。

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人物・団体紹介

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三上延

古書にまつわる謎を解いていく、ビブリオミステリ『ビブリア古書堂の事件手帖』がベストセラーとなる。ホラーからファンタジーまで、幅広い作風で縦横に活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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