ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958)

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CD 輸入盤

交響曲全集、管弦楽曲集 L.スラトキン&フィルハーモニア管弦楽団(6CD限定盤)

ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
88697902492
組み枚数
:
6
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明

SONY CLASSICAL MASTERS BOX SET
ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲全集、管弦楽曲集(6CD)
スラトキン&フィルハーモニア管弦楽団
久々の復活となる注目の美演!


1990年から92年にかけて、当時絶好調だったレナード・スラトキンがフィルハーモニア管に客演して集中的に取り組んで完成させたヴォーン・ウィリアムズの交響曲全集が10数年ぶりの復活となります。

【ヴォーン・ウィリアムズの交響曲】
英国風な旋律の味わいと、独特の雰囲気を醸し出すオーケストレーションの巧みさにより魅力的な世界をつくりあげるヴォーン・ウィリアムズの交響曲群。伸びやかで牧歌的な作品から、戦争の不穏さを描き出した過激な作品まで、近代音楽らしい多彩な内容を持つ交響曲全集は意外なほどの人気を博しており、当サイトではアンドルー・デイヴィスとボールト、プレヴィンのボックスが計4,000セットを超えるベストセラーともなっていました。

【スラトキンのヴォーン・ウィリアムズ】
スラトキンはセントルイス響の首席指揮者を1979年から1996年の17年間に渡って務めており、その間に印象的なアルバムも多数制作していますが、英国音楽であるヴォーン・ウィリアムズとホルストの惑星のレコーディングにあたっては、本場のオーケストラということで、フィルハーモニア管弦楽団を起用、作品固有の音色へのこだわりも見せながら、きわめて洗練され、聴き映えのする語りくちでオーケストラをドライヴすることに成功しています。
 これには当時のRCAのセッション録音技術の優秀さも大いに功を奏しているものと思われ、第6番での鮮烈で力強いサウンドから、第3番でのたゆたう音色の変化まで、どんな局面でも実に美しい音を聴かせてくれるのが印象的でした。プロデューサーはアンドルー・キーナー、エンジニアはマーク・ヴィガーズが担当、クオリティの高いサウンドに仕上げています。
 組み合わせの管弦楽曲も、繊細な感覚の持ち主であるスラトキンならではの色彩感覚が投影されたもので、『富める人とラザロ』や『タリスの主題による幻想曲』では絶品といえる音色の変化を味わうことができます。また、中には、ヴォーン・ウィリアムズがバルビローリのために書いた1分40秒ほどの小品『グローリアス・ジョンのためのフラリッシュ』などという珍しい作品も含まれているのも、ファンには見逃せないところです。

【9つの交響曲】
交響曲第1番は、詩人ホイットマンの『草の葉』をテキストにし、声楽付きの勇壮な音楽で開始される大作で、正式なタイトルは『海の交響曲』。
 交響曲第2番は、大都市ロンドンの印象を描き、作曲者自ら最も気に入っていたという描写的な作品で、正式なタイトルは『ロンドン交響曲』。
 交響曲第3番は、田園風景の印象と瞑想を美しく音楽化した作品で、正式なタイトルは『田園交響曲』。
 次の第4番から正式にナンバリングされるようになり、もともと映画音楽だった第7番を除いて、標題が使われることが無くなりました。
 この交響曲第4番は、第2次大戦直前のヨーロッパの不穏なムードを反映した緊迫感みなぎる作品であり、ドラマティックな進行がとても刺激的。加えて激しい終わり方が、全9曲中、実に7曲が弱音で終わるというヴォーン=ウィリアムズの交響曲の中では独特の存在感を主張しています。
 続く交響曲第5番は、激しい第4番のあとということもあってか、戦時の作品とはとても思えない、あるいはそれゆえにか、穏やかで安らかな世界を追求した内面的な音楽です。
 交響曲第6番は、戦中から戦後にかけて書かれ、第4番の世界の再現・発展形ともとれる過激で凶暴な迫力に満ちた音楽が強烈な傑作。テナー・サックスが醸し出す退廃的な雰囲気、連打されるバスドラの迫力は圧巻です。
 交響曲第7番は、描写的な映画音楽『南極のスコット』を再構築した作品で、正式なタイトルは『南極交響曲』。ヴォーン=ウィリアムズ版『アルプス交響曲』ともいうべきパノラマ的な面白さが聴きものとなっています。多数の打楽器や、オルガン、女声合唱、ソプラノ独唱などの効果的な使用も印象的です。
 続く交響曲第8番は、二管編成のオーケストラに5人の打楽器奏者を要する編成により、主題のない変奏や、行進曲風スケルツォ、カヴァティーナ、トッカータなどがあらわれる凝った作品。
 最後の交響曲第9番は、作曲者の死の直前、80代なかばの創作ですが、そこで支配的な詠嘆や諦観といったムードは、生涯最後の作品にふさわしいものなのかもしれません。テナー&アルト・サックスの使用もユニークです。
 なお、このセットにはブックレットは付いておりません。トラック表は、各ディスクの紙ジャケットに記載されています。(HMV)

【収録情報】
CD1
ヴォーン・ウィリアムズ:
・海の交響曲(交響曲第1番)
CD2
・ノーフォーク狂詩曲第1番
・タリスの主題による幻想曲
・ロンドン交響曲(交響曲第2番)
CD3
・グリーンスリーヴズによる幻想曲
・田園交響曲(交響曲第3番)
・交響曲第4番ヘ短調
CD4
・交響曲第5番ニ長調
・交響曲第6番ホ短調
CD5
・『海の歌』
・『富める人とラザロ』の5つの異版
・南極交響曲(交響曲第7番)
CD6
・グローリアス・ジョン(バルビローリ)のためのフラリッシュ
・交響曲第8番ニ短調
・交響曲第9番ホ短調

 フィルハーモニア管弦楽団
 レナード・スラトキン(指揮)

 録音時期:1990〜1992年
 録音場所:アビーロード第1スタジオ、ウォトフォード・タウン・ホール
 録音方式:デジタル(セッション)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. A Sea Symphony (No. 1) - Philharmonia Chorus

ディスク   2

  • 01. A Norfolk Rhapsody No. 1
  • 02. Fantasia on a Theme By Thomas Tallis
  • 03. A London Symphony (No.2)

すべての収録曲を見る >

総合評価

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美しい演奏・録音です。イギリス人はこうい...

投稿日:2013/08/04 (日)

美しい演奏・録音です。イギリス人はこういう平穏な音楽が好きなのでしょうか。

カズニン さん | 東京都 | 不明

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美しい演奏・録音です。イギリス人はこうい...

投稿日:2013/08/04 (日)

美しい演奏・録音です。イギリス人はこういう平穏な音楽が好きなのでしょうか。

カズニン さん | 東京都 | 不明

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以前、スラットキン指揮セントルイス響のC...

投稿日:2012/09/02 (日)

以前、スラットキン指揮セントルイス響のCDを何枚か持っていたが、 その中でもマーラー2番「復活」は熱気あふれる演奏で愛聴していた。 しかしそれ以外にあまり良いものもなく忘れていた。 ヴォーン・ウィリアムズの交響曲はプレヴィンLSOで1番・7番を A.デイヴィスBBC響で全集を持っている。 それらに比較するとゆったりとしたアプローチでスラットキンは フィルハーモニア管をドライブしており牧歌的な部分も 劇的な部分も良い。 シノーポリ時代のマーラー以降購入する機会の無かったフィルハーモニアの 無機質は音がプラスに働いていると思う。

abbadondon さん | 栃木県 | 不明

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