Product Details
ISBN 10 : 4480843299
Content Description
本書には、さまざまな幻視、幻聴、幻覚に翻弄される人々が登場する。妄想は薬によって消散してしまうが、現実にはなかったはずの出来事の記憶が、時にありありとよみがえって彼らを苦しめる。それは単なる脳の誤作動なのだろうか?記憶は“私が私である”という意識を支える柱だ。けれども、その記憶が幻覚ではなかったと本当に言い切れるだろうか。同じ出来事の記憶が人によって異なるのだとしたら、記憶とは何だろうか?いったい記憶はどのようにつくられるのか。記憶がいかにして“私”という意識につながるのか。多くの症例を診ながら記憶の謎を問い続けてきた精神科医が、脳・意識・心の織りなす不可思議な物語をときほぐす。
目次 : 1 私たちは記憶をどのようにつくるか(始まり/ 感覚―記憶の原材料/ メイキング・センス/ 海馬の話/ 第六の感覚―隠れた皮質/ 場所の感覚/ 時間と継続性の経験/ ストレス―思い出すことと“忘れること”)/ 2 記憶は私たちをどのようにつくるか(自己認知―自伝的記憶の始まり/ 生命の木―樹枝状成長と刈り込み/ 自己意識/ 性ホルモンとムクドリ/ 変わる人生のナラティブ/ 虚偽か事実か/ いちばん古い記憶)
【著者紹介】
ヴェロニカ・オキーン : ダブリン大学トリニティ・カレッジ教授。三〇年以上の臨床経験を有する精神科医。うつ病研究から幼児期の体験が脳に及ぼす影響まで、幅広く研究論文を発表している
渡会圭子 : 1963年生まれ。翻訳家。上智大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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佐倉
読了日:2025/10/04
bapaksejahtera
読了日:2023/11/07
花梨
読了日:2023/09/13
Dヨッシー
読了日:2023/10/02
Keisuke
読了日:2024/08/20
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