CD 輸入盤

歌劇『アイーダ』全曲 アーノンクール&VPO、ガイヤルド=ドマス、ラ・スコーラ、ボロディナ、ハンプソン、他

ヴェルディ(1813-1901)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
8573854022
組み枚数
:
3
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD

商品説明

ヴェルディ:歌劇“アイーダ”全曲
アーノンクール指揮ウィーン・フィル、アルノルト・シェーンベルク合唱団
ガイヤルド=ドマス、ラ・スコラ、ボロディナ、ハンプソン、サルミネン、ほか
2001年1,3,4月デジタル録音。アイーダ・トランペットなど、様々な特殊楽器の復元サウンドに加え、アーノンクールならではの深読みによるオーケストレーション解題ともいうべきスタンスが、まったくユニークなアイーダをつくり出しています。
 自身、「ヴェルディのスコアには凱旋する象がいるのではなく、柔らかくささやくサウンドがある」と語っているように、力とカンタービレの象徴としてではなく、ヴェルディ晩年の豊穣な語彙が結実した作品として、慎重に取り組まれた問題作です。

収録曲   

ディスク   1

  • 01. 前奏曲
  • 02. 第1幕 第1場 そうじゃ、エチオピアがまたも戦いを(ランフィス)
  • 03. 第1幕 第1場 もしその将軍が私なら!(ラダメス)
  • 04. 第1幕 第1場 清きアイーダ(ラダメス)
  • 05. 第1幕 第1場 何か特別なお喜びが(アムネリス)
  • 06. 第1幕 第1場 彼女だ!(ラダメス)
  • 07. 第1幕 第1場 重大なことがあり、皆に集まってもらった(エジプト王)
  • 08. 第1幕 第1場 行け!聖なるナイルの河岸へ(エジプト王)
  • 09. 第1幕 第1場 勝ちて帰れ!(アイーダ)
  • 10. 第1幕 第2場 万能なるフターの神よ(巫女)
  • 11. 第1幕 第2場 巫女たちの聖なる踊り
  • 12. 第1幕 第2場 神に愛でられし者よ(ランフィス)

ディスク   2

  • 01. 第2幕 第1場 誰でしょう、勝利の歌と喝采の中に(奴隷たち)
  • 02. 第2幕 第1場 ムーア人の奴隷の踊り
  • 03. 第2幕 第1場 戦さの勝敗は、お前には悲しいものとなった(アムネリス)
  • 04. 第2幕 第1場 ところで、何か新たに心配事が(アムネリス)
  • 05. 第2幕 第1場 行け!聖なるナイルの河岸へ(合唱)
  • 06. 第2幕 第2場 エジプトに栄えあれ(民衆)
  • 07. 第2幕 第2場 凱旋行進曲
  • 08. 第2幕 第2場 バレエ
  • 09. 第2幕 第2場 来たれ、凱旋将軍よ(民衆)
  • 10. 第2幕 第2場 祖国を救いし者よ、よくやった(エジプト王)
  • 11. 第2幕 第2場 ああ!あれは?お父様!(アイーダ)
  • 12. 第2幕 第2場 しかし王よ、偉大なる王よ(アイーダ)
  • 13. 第2幕 第2場 王よ、王は聖なる神々にかけて(ラダメス)

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総合評価

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初めて買ったのはカラヤン新盤だった。その...

投稿日:2015/12/23 (水)

初めて買ったのはカラヤン新盤だった。その盤と当盤はいくつかの共通点を持つ。カラヤンは「アイーダはグランドフィナーレの壮麗さに気を奪われてはならない。その直後に奏でられるおお我が故郷の美しさにこそ気づかねば」といっている。また、アイーダトランペットを新調するために、ヤマハに「ツタンカーメンの王墓から出土したラッパ」の徹底的な研究を行わせている(アーノンクールが復元したのはヴェローナ初演時のもの)。しかし両者はまるっきりまったくの別物だ。 アーノンクールはその室内楽的美しさを徹頭徹尾貫き通す。時にソロで奏でさせたり本当に緻密で繊細な音が紡がれていく。激情的なドマス、軽いスコーラ、本当はこっちが主役に違いない重厚なボロディナ。オーケストラのうねる波の中に歌手の歌声を溶け込ませるのがカラヤンなら、アーノンクールは歌手がオーケストラと絡みあって歌が抜きんでて聞こえてくる。カラヤンのように美を追求するのではなく、リアルで生々しく、時にグロテスクでさえある。 今まで数々のアイーダを聴いてきたが、これは幾度も聴きたい名盤。安売りしてもらうのが申し訳ないくらいの奥深い「アイーダ」である。幕開け直後のチェロ・ソロとバス歌手の絡み、「勝って帰れ」や、「死は覚悟の上!」と啖呵を切るアモナズロなどの、従来とは異なるテンポ設定。凱旋でラダメスが登場する際の祭司の幽霊みたいな合唱とフガフガフガと妙に貧相に聴こえてくるファゴット、あまりに悲劇的な響きの第二幕幕切れと冷酷にも楽譜どおりにぶった切られるラストの音。すべてにおいてカンペキである。 「清きアイーダ」でスコーラの声が遠くなるが、これはスコアどおりのppにするため。あくまでアーノンクールは楽譜に忠実なのである。

1970年代 さん | 東京都 | 不明

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アーノンクールは嫌いです。でも、これは良...

投稿日:2008/03/05 (水)

アーノンクールは嫌いです。でも、これは良い。めちゃくちゃ良い。このオペラが豪華絢爛さを追うものでないことを、そして大変な傑作であることをはじめて知りました。暗い音色、軽い声の歌手陣等最初はどうなることかと思いますが、クライマックスでの切れ味は凄く、いつものアーノンクールのような頭でっかちではない面白さを堪能できます。掛け値なしに「アイーダ」のベストだと思います。

pie さん | 名古屋市 | 不明

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アーノンクールの古楽演奏は好きだが、オペ...

投稿日:2005/05/02 (月)

アーノンクールの古楽演奏は好きだが、オペラとなると・・・・と長年想っていたが、これは全く別。希代の名演。かのアイーダ・トランペットの音を聴くためだけにでも買う価値があるかも。幾度聴いても飽きないし、オペラを知らない人までも耳をそばだて「良いっ!!」と賛嘆する盤など、そう有るものではない。

operazanmai さん | kyoto.japan | 不明

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人物・団体紹介

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ヴェルディ(1813-1901)

1813年10月10日、ジュゼッペ・フォルトゥニオ・フランチェスコ・ヴェルディは、カルロ・ヴェルディの10番目の子供として、ブッセート近郊レ・ロンコーレに誕生。この頃は政情が不安で、翌年1月には同地にロシア軍が侵攻しています。生家は旅館兼居酒屋を営み、宿泊客の旅芸人の音楽に幼少から惹かれていたとのこと。1821年、父親からスピネットを買ってもらい、やがてピエトロ・バイストロッキにオルガンの奏法も習

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