CD 輸入盤

レクィエム トスカニーニ&BBC交響楽団&合唱団(1938)

ヴェルディ(1813-1901)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SBT21362
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD

商品説明

正規音源により鮮烈によみがえる名演奏!
トスカニーニ&BBCのヴェルディ:レクィエム
大幅音質向上&2枚組1CD価格での登場!

第二次世界大戦直前の時期、トスカニーニは何度かロンドンを訪れ、BBC交響楽団と計25回のコンサートとレコーディングをおこない、センセーショナルな成功を収めます。取り上げた曲目は、バッハからシベリウスまでのスタンダードな作品から、珍しいイギリスもの、エルガー、V・ウィリアムスなど幅広く、それらの記録の一部は、BBCからの正規音源の提供とTESTAMENTの優秀なりマスタリング技術によって鮮烈に甦り、すでにファンの喝采を浴びていますが(ブラームス:SYM.2他 SBT1015)、いよいよ一連の演奏会の白眉とも言うべき、「ヴェルディ:レクィエム」が登場します

 ヴェルディのレクイエムは、1874年の再演以来、トスカニーニにとって特別な作品。バイオグラフィによれば1902年から1951年の間に世界中で30回の公演記録が残されていますが、その1回1回がマエストロにとって重要な意義を持つものだったといいます。   ディスクでも数種のパフォーマンスを聴くことができますが、ここで聴けるBBCとの演奏には、トスカニーニのベスト・フォームともいうべき柔軟さや緊迫感が確かに感じられ、後年のRCA盤(1951年1月27日)スカラ盤(1950年6月17日)とは大きく異なる姿をあらわしています。
 そのスタイルは、マニアに人気の1940年盤に時期が近いだけあってよく似ていますが、こちらは情感表現の幅がさらに広く、また、音質条件も良いだけに、より鑑賞向きと言えるでしょう。以前リリースされていた粗悪なイタリア盤とはまったく次元の異なる音質です。
 ちなみに、リマスターはいつも通りポール・ベイリーが担当しています。拍手入り。

 なお、この演奏当時71歳のマエストロは必ずしも万全のコンディションではなかったようで、コンサートのわずか2日前には親しい友人に「疲れた。眠れない。…肩が痛い」と手紙の中で弱音を吐いており、また次の日には「肩が激しく痛む。レクイエムは私を殺す…」と言いながらも「私はますますこの作品が好きになった。私の演奏はヴェルディが思い描くとおりだと思う」と作品に対する敬愛の思いを語っています。そして、演奏会の翌日には「悲惨な最終リハーサルは私から眠りと心の平安を奪い取ってしまったが、昨夜の演奏はすべてが丸く収まった」と、いかにもトスカニーニらしい言い回しで満足の意を述べています。もちろん当夜の白熱した演奏は聴衆の心を魅了し、熱狂的な成功を収めたことは言うまでもありません。
 なお、今回のライナー・ノーツは「トスカニーニの時代」の著者としても有名なハーヴェイ・サックス氏によるものです。
 トスカニーニと直接関わった氏による非常に興味深い内容となっていますので、こちらも要注目です。


■ヴェルディ:死者のためのミサ曲(レクィエム)
・ジンカ・ミラノフ(S)
・ケルスティン・トルボルイ(A)
・ヘルゲ・ロスヴェンゲ(T)
・ニコラ・モスコーナ(B)
BBC合唱団
合唱指揮:レスリー・ウッドゲイト
BBC交響楽団
指揮:アルトゥーロ・トスカニーニ

1938年5月27日、ロンドン、クィーンズ・ホールでのモノラル録音(ライヴ)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Requiem Mass
  • 02. Requiem Mass
  • 03. Requiem Mass
  • 04. Requiem Mass
  • 05. Requiem Mass
  • 06. Requiem Mass
  • 07. Requiem Mass
  • 08. Requiem Mass
  • 09. Requiem Mass
  • 10. Requiem Mass
  • 11. Requiem Mass
  • 12. Requiem Mass
  • 13. Requiem Mass

ディスク   2

  • 01. Requiem Mass
  • 02. Requiem Mass
  • 03. Requiem Mass
  • 04. Requiem Mass
  • 05. Requiem Mass
  • 06. Requiem Mass
  • 07. Requiem Mass
  • 08. Requiem Mass

ユーザーレビュー

総合評価

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音は年代からすれば、聴き易いと思います。...

投稿日:2010/02/28 (日)

音は年代からすれば、聴き易いと思います。特別に貧しいとか貧弱であるということはありません。寧ろ、一連のBBC響との録音は、大変に素晴らしい条件であると思います。ただ、この録音では、管弦楽が遠めで、独唱声楽陣が近くに録音されています。ですから、管弦楽の迫力という点では、この指揮者の特徴を聴き取れません。その代わりに、独唱陣に対する徹底的なコントロールの様を間近に聴くことができます。そこに、この指揮者ならではの面を聴くことができる人にはお勧めできる盤だと思います。

slave さん | 東京都 | 不明

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トスカニーニの《ヴェルレク》というブラン...

投稿日:2006/04/17 (月)

トスカニーニの《ヴェルレク》というブランド意識で聴くと多少がっかりする。演奏そのものは良いのかも知れないが、貧しい録音の中から相当の集中力と想像力をもって、全体を補強・予想しながら聴かねばならない。この聴き方は疲れる。やはり総合的にみて1951年のRCA盤を聴いておけば十分。フルトヴェングラーの第九のように十種類ほどを全部聴いてそれぞれの感動があり、それぞれの意味合いを聞き取れる… といった条件にはないと思う。このBBC盤が悪いのではなく、51年盤が際立って素晴らしすぎ、他の追随を許さないと言った方がいいかも。

Pianist さん | Tokyo | 不明

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人物・団体紹介

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ヴェルディ(1813-1901)

1813年10月10日、ジュゼッペ・フォルトゥニオ・フランチェスコ・ヴェルディは、カルロ・ヴェルディの10番目の子供として、ブッセート近郊レ・ロンコーレに誕生。この頃は政情が不安で、翌年1月には同地にロシア軍が侵攻しています。生家は旅館兼居酒屋を営み、宿泊客の旅芸人の音楽に幼少から惹かれていたとのこと。1821年、父親からスピネットを買ってもらい、やがてピエトロ・バイストロッキにオルガンの奏法も習

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