【中古:盤質A】 『椿姫』全曲　ケアンズ演出、エルダー＆ロンドン・フィル、ギマディエワ、ファビアーノ、他（２０１４　ステレオ）

グラインドボーン２０１４／ヴェルディ：『椿姫』
ギマディエワ、ファビアーノ、クリストヤンニス
エルダー＆ロンドン・フィル、ケアンズ演出

ヴェルディの歌劇『椿姫』。世界中の劇場で上演され多くの人々を楽しませている永遠の名作です。この映像は2014年のグラインドボーン音楽祭でのプレミエ上演で、主役のヴィオレッタを歌うのはロシアの歌姫、ヴェネラ・ギマディエワ。2009年にサンクト・ペテルブルク国立音楽院のクラスを終了したばかりの期待の若手プリマドンナです。
　トム・ケアンズの演出は最近流行の過激なものではなく、あくまでも歌手たちを引き立て、物語を丁寧になぞる穏健なもの。装置などもいたずらに華美になることはなく、色彩でコントラストをつけることで明と暗を暗示しているという「安心してみていられる」舞台です。その分、歌手たちの歌唱と演技が引き立ち、ヴィオレッタの美しさだけでなく、アルフレード（アメリカ出身のテノール、ファビアーノ）の朴訥さと、父ジェルモン（ギリシャ生まれのバリトン、クリストヤンニス）のやるせなさ〜決して狡猾なわけでなく、仕方なく若き恋人に別れを強要する〜が理解できるのです。
　音楽全体を纏めているのは、イギリスを中心に活躍する指揮者マーク・エルダー。彼の手堅い指揮は、オーケストラと合唱団を全て統括し、ヴェルディの音楽に機動力を与え、絶望的な幕切れまでの長丁場を丁寧に創り上げていきます。（OPUS ARTE）

【収録情報】
● ヴェルディ：歌劇『椿姫』全曲

　ヴィオレッタ・ヴァレリー／ヴェネラ・ギマディエワ（ソプラノ）
　アルフレード・ジェルモン／マイケル・ファビアーノ（テノール）
　ジョルジョ・ジェルモン／タシス・クリストヤンニス（バリトン）
　ガストン子爵／エマヌエーレ・ダグアーノ（テノール）
　アンニーナ／マグダレーナ・モレンドフスカ（ソプラノ）
　フローラ・ベルヴォア／ハンナ・ヒップ（メゾ・ソプラノ）
　ドゥフォール男爵／エディー・ウェイド（バリトン）
　ドビニー侯爵／オリヴァー・ダン（バス）
　グランヴィル／グレーム・ブロードベント（バス）
　グラインドボーン合唱団
　ジェレミー・バインズ（合唱指揮）
　ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
　マーク・エルダー（指揮）

　演出：トム・ケアンズ
　美術・衣装：ヒルデガルト・ベヒトラー
　照明：ピーター・マンフォード

　収録時期：2014年7月
　収録場所：グラインドボーン歌劇場（ライヴ）

● 特典映像：ヴェルディの椿姫「一度でも聴いたら、決して忘れることはない」／キャスト・ギャラリー

　収録時間：本編132分、特典16分
　画面：カラー、16:9、1080i High Definition
　音声：PCMステレオ、DTS-HD Master Audio 5.1
　字幕：英、仏、独、韓
　50GB
　Region All

　ブルーレイディスク対応機器で再生できます。