CD 輸入盤

『ラ・ストラヴァガンツァ』全曲 ポッジャー、アルテ・デイ・スオナトーリ(2CD)

ヴィヴァルディ(1678-1741)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CCS19598
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD

商品説明

ヴィヴァルディ:12の協奏曲集『ラ・ストラヴァガンツァ』作品4
レイチェル・ポッジャー(vn)
アルテ・デイ・スオナトーリ

ポッジャーによるヴィヴァルディの神髄
常にそのリリースが注目を浴びるポッジャーの最新作。遂にChannel Classicsにおける初の協奏曲録音。近年めきめき頭角を現してきた新団体、アルテ・デイ・スオナトーリとの共演による最新録音。アルテ・デイ・スオナトーリはポーランドを本拠に、ラインハルト・ゲーベル、鈴木秀美、ダン・ラウリン、寺神戸亮など名うての名手を次々ゲストに迎え、アグレッシヴで活気ある演奏を聴かせている気鋭のアンサンブル。
 作品4の『ラ・ストラヴァガンツァ』は『調和の幻想』op.3や『和声と創意への試み』op.8に比べてピリオド系の録音があまり多くなかった(せいぜいピノックとホグウッドがやっているくらい)だけに、ポッジャーの演奏が今後スタンダードの位置を占めるのはほぼ確実。



── ポッジャーからのメッセージ ──

『ラ・ストラヴァガンツァ』の12の協奏曲に没頭するというのは、刺激に満ちた、心が浮き浮きする経験となった。そしてまた、ヴィヴァルディの無限とも思われる創意に驚嘆する経験でもあった。ヴァイオリンを演奏するようになってから、ヴィヴァルディの音楽を知る機会は数多くあり(『調和の霊感』に収められている、人々に広く愛されているイ短調協奏曲は、“スズキ・メソッド”のなかに組み入れられており、6〜10歳の子供たちの大半が演奏する曲なのだ)、『四季』や『調和の霊感』はバロック・コンサートのプログラムに頻繁に登場している。それだけに、今回取り上げた比較的知られていない協奏曲の演奏にあたっては、興味とともに様々な先入観をもって臨むことになった。これらの協奏曲をまとめて演奏すると、各曲の性格が十分に伝わらないので、できるだけ違った響きになるように心がけなければならないだろうと、不遜な考えを抱いていたのだが、今ではそんなことを考えた自分を恥ずかしく思っている。というのも、それぞれの曲は“区別がつかない”ようなものではまったくなく、一定の枠組みのなかで最高の創意を示していることがすぐにわかったからである。

ヴィヴァルディは旋律の装飾を驚くほど多様な手法で使っている。可能な限りあらゆるヴァリアントで実験を試みようとしているかのようで、次に何が起こるかは演奏者にもわからないほどだ。彼の音楽についていちばん確実に言えることは、“予測がつかない”という予測がつくということである! たとえば、協奏曲作品4-1の終楽章を聴いてみていただきたい。ヴィヴァルディはまずシンプルなフレーズを呈示し、その冒頭の音型(最初の2小節)で最小限の実験を試みているが、独奏が始まると思ったまさにその瞬間に、不意に(まったく予測がつかない!)新しい調へと移っているのだ。そして彼は、その後111小節にわたって、このきわめてシンプルな冒頭の音型を様々な形に変容させながら、しかも聴く者の予測をことごとくかわしながら、自らの想像力を放埒なまでにほとばしらせる。こうして彼は、音楽のなかにすばらしい探求精神を生み出すのである。装飾音型の断片がオーケストラのパートからパートへと次々と投げわたされ、後にそれらがひとつのフレーズを形作っている場合も多い。

ヴィヴァルディはまた、きわめてシンプルな手法も用いている。たとえば、ひとつの旋律が2つのヴァイオリン・パートの間を飛び交うような書法がそれで、はじめにオーケストラ内のひとつのパートで奏されたのと同じ旋律に基づく変奏の形で、3和音風の上行音型が2つのヴァイオリン・パートの間を行き交うのである(作品4-3の第3楽章)。ヴィヴァルディの旋律の引用のし方は、1音ずつ旋律を反復していって最後にそれを変形させるというもので、ウィットに富んでいると同時に巧妙でもあるという場合が多い(作品4-5第1楽章の4番目のトゥッティ部分)。ヴィヴァルディの音楽はまた、きわめて多様で豊かな個性をも伝えてくれる。用いられている音楽言語がじつに直截で、音楽は聴く者に率直に語りかけてくるような表情を湛えているので、演奏が簡単なように感じられる。崇高な緩徐楽章(協奏曲作品4-1や4-11など)は天国の情景を喚起させてくる。楽章全体を通じて、聴く者は文字通り雲間を漂っているような感じになる…そして、作品4-11(第1楽章)の悪魔のような音楽を聴くと、まるで腹をすかせた虎にむさぼり食われているような感じがしてくるのである。
レイチャル・ポッジャー(ブックレットより抄訳/訳:SOREL)

総合評価

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私はあくの強い演奏はあまり好まないんです...

投稿日:2011/02/19 (土)

私はあくの強い演奏はあまり好まないんですが、古楽器による演奏のせいか、演奏の癖よりも生き生きとした躍動感に好感が持てました。小編成で古楽器というのは、聴いていて疲れないですね。現在楽器の演奏だと(キンキンという音に感じて)、気に入った演奏でも繰り返し聞くと疲れてきます。

Human@TheEarth さん | 静岡県 | 不明

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本CDを購入して以来、毎日のように聴いて...

投稿日:2010/10/13 (水)

本CDを購入して以来、毎日のように聴いています。それまで、作品3「調和の霊感」をイタリア合奏団で、「和声と創意の試み」(四季)をイ・ムジチ(アーヨ盤)で、繰り返し聴いていたものの、作品4《ラ・ストラヴァガンツァ》は、購入してまで聴くのはなー、と思っていました。このCDで、すっかり、認識が変わりました。この演奏に対し、「好き嫌い」は分かれるかもしれませんが、活き活きとした音楽が、部屋中に満ちていく感じが、心地よく、至福の時を味わえます。正規の値段でも決して損はしませんが、特別価格限定盤で購入できる間は、特に、オススメ。だって、この値段で入手できるのだから。休日や夜のひととき、この幸せを満喫したい。そんなCDです。

バイオリン ぱぱ さん | 茨城県 | 不明

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リズムを強調したアクの強い演奏。通奏低音...

投稿日:2008/01/27 (日)

リズムを強調したアクの強い演奏。通奏低音はリュート?を使用。原曲のよさを台無しにする奇をてらった冒涜的作品。

モーリス さん | 滋賀 | 不明

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