ヴィクトル・ユゴー

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レ・ミゼラブル 4 プリュメ通りの牧歌とサン・ドニ通りの叙事詩 平凡社ライブラリー

ヴィクトル・ユゴー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582768985
ISBN 10 : 4582768989
フォーマット
出版社
発行年月
2020年03月
日本
追加情報
:
600p;17

内容詳細

七月革命後の混迷をきわめるパリ。ジャン・ヴァルジャン父娘の住むプリュメ通りの家での逢瀬を重ね、マリユスはコゼットとの愛を着実に育んでいく一方で、“ABCの友の会”の反政府活動に加わり、仲間とサン・ドニ界隈へ出入りするようになる。恋人たちの運命にテナルディエ夫婦のこどもたち、エポニーヌとガヴローシュが交錯する。バリケードのなか、壮絶な市街戦の結末は…。

【著者紹介】
ヴィクトール・ユゴー : 1802‐85。フランス19世紀を代表する詩人・作家。16歳で詩壇にデビュー、1830年劇作『エルナニ』の成功でロマン派の総帥になり、やがて政治活動をおこなうが、51年ナポレオン3世のクーデターに反対、70年まで19年間ガンジー島などに亡命。主要作の詩集『懲罰詩集』『静観詩集』や小説『レ・ミゼラブル』はこの時期に書かれた。帰国後、85年に死去、共和国政府によって国葬が営まれた

西永良成 : 1944年富山県生まれ。東京外国語大学名誉教授。専門はフランス文学・思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ころこ さん

    テナルディエは決して良くは描かれない。他方で虐待を受けている彼の子供達は親とは全く違う人格として魅力的に描かれる。作者は意識的に大人と子供を描き分けている。ガヴローシュはネグレクトを受けていたが故に親の影響を受けていない。エポニーヌはマリユスに惹かれることで自我に目覚め、親からの自立を果たす。その象徴的な出来事として隠語を捨てる。隠語の考察には第7篇が充てられている。自らスティグマを外して別の生き方をしようとするエポニーヌと、ジャベールに追いかけられスティグマに苦しめられるヴァルジャンが対照的に描かれる。

  • うぃっくす さん

    筆者の思想とか解説が多くてけっこう読みにくかったけど隠語の中にパン泥棒 rat(ねずみ)ってあって、え、パンどろぼうってもしかしてここから…と思ったりした。それは置いといてテナルディエ夫婦はすごく下品なのにエポニーヌとガヴローシュは純粋な魂の持ち主って感じで魅力的だった。マリユスとコゼットが愛を確かめあってる横で報われないとわかっていながらマリユスの幸せを願うエポニーヌの献身性が泣ける…こういうの弱いのよね。あと最後のジャンヴァルジャンの激しい怒りとか気になるのにここで終わるんかい。早く続き読もう…

  • 読人 さん

    第四部は恋愛(プリュメ通り)から革命(サン・ドニ通り)へテーマが展開。バリケードの場所がマップで調べてもわかりにくく、読んでいても空間・方向感がちょっとすっきりしないところがある。「隠語」はフランス語を理解しない人は別に読まなくて良い、と著者が考えていそうと感じさせられる書きっぷりでいかにもフランス人ぽい。マリユス、コゼットはもちろん、エポニーヌ、そしてジャン・バルジャン。愛は人を良くも悪くも変える。ジャンバルジャン、どうするんだろう?

  • 五十嵐 さん

    マリユスとコゼットの悲恋を中心に、人格者ジャン・ヴァルジャンの嫉妬、エポニーヌの片想い、ガヴローシュのピカレスク的冒険譚など、群像劇の様相を呈する。

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ヴィクトル・ユゴー

1802〜1885。フランス・ロマン派を代表する作家・詩人。デビュー作『オードと雑詠集』が評価され、その後『エルナニ』で名声を得る。政治に関心を持ち七月王政時代から議員活動を行うが、ナポレオン3世のクーデターに反発し、亡命。60歳の時に大作『レ・ミゼラブル』を完成させる。最期は民主主義の英雄として国

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