ヴィクトル・エミール・フランクル

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夜と霧

ヴィクトル・エミール・フランクル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784622039709
ISBN 10 : 4622039702
フォーマット
出版社
発行年月
2002年11月
日本
追加情報
:
20cm,169p

内容詳細

心理学者、強制収容所を体験する…。飾りのないこの原題から、永遠のロングセラーは生まれた。「人間とは何か」を描いたこの静かなテキストが、世代を超えて読み継がれるようにと新訳・新編集でおくる。


出版社より
〈わたしたちは、おそらくこれまでのどの時代の人間も知らなかった「人間」を知った。では、この人間とはなにものか。人間とは、人間とはなにかをつねに決定する存在だ。人間とは、ガス室を発明した存在だ。しかし同時に、ガス室に入っても毅然として祈りのことばを口にする存在でもあるのだ〉


「言語を絶する感動」と評され、人間の偉大と悲惨をあますところなく描いた本書は、日本をはじめ世界的なロングセラーとして600万を超える読者に読みつがれ、現在にいたっている。原著の初版は1947年、日本語版の初版は1956年。その後著者は、1977年に新たに手を加えた改訂版を出版した。
世代を超えて読みつがれたいとの願いから生まれたこの新版は、原著1977年版にもとづき、新しく翻訳したものである。
私とは、私たちの住む社会とは、歴史とは、そして人間とは何か。20世紀を代表する作品を、ここに新たにお送りする。


目次
心理学者、強制収容所を体験する
知られざる強制収容所/上からの選抜と下からの選抜/被収容者119104の報告――心理学的試み


第一段階 収容
アウシュヴィッツ駅/最初の選別/消毒/人に残されたもの――裸の存在/最初の反応/「鉄条網に走る」?


第二段階 収容所生活
感動の消滅(アパシー)/苦痛/愚弄という伴奏/被収容者の夢/飢え/性的なことがら/非情ということ/政治と宗教/降霊術/内面への逃避/もはやなにも残されていなくても/壕のなかの瞑想/灰色の朝のモノローグ/収容所の芸術/収容所のユーモア/刑務所の囚人への羨望/なにかを回避するという幸運/発疹チフス収容所に行く?/孤独への渇望/運命のたわむれ/遺言の暗記/脱走計画/いらだち/精神の自由/運命――賜物/暫定的存在を分析する/教育者スピノザ/生きる意味を問う/苦しむことはなにかをなしとげること/なにかが待つ/時機にかなった言葉/医師、魂を教導する/収容所監視者の心理


第三段階 収容所から解放されて
放免


『夜と霧』と私――旧版訳者のことば(霜山徳爾)
訳者あとがき


著訳者略歴
ヴィクトール・E・フランクル Viktor Emil Frankl

1905年、ウィーンに生まれる。ウィーン大学卒業。在学中よりアドラー、フロイトに師事し、精神医学を学ぶ。第二次世界大戦中、ナチスにより強制収容所に送られた体験を、戦後まもなく『夜と霧』に記す。
1955年からウィーン大学教授。人間が存在することの意味への意志を重視し、心理療法に活かすという、実存分析やロゴテラピーと称される独自の理論を展開する。1997年9月歿。著書『夜と霧』『死と愛』『時代精神の病理学』『精神医学的人間像』『識られざる神』『神経症』(以上、邦訳、みすず書房)『それでも人生にイエスと言う』『宿命を超えて、自己を超えて』『フランクル回想録』『〈生きる意味〉を求めて』『制約されざる人間』『意味への意志』(以上、邦訳、春秋社)。


池田香代子 いけだ・かよこ
1948年東京生まれ。ドイツ文学翻訳家。
主な著書に『哲学のしずく』(河出書房新社、1996)『魔女が語るグリム童話』(正は宝島社、1999 続は洋泉社、1998)『世界がもし100人の村だったら』(マガジンハウス、2001)『花ものがたり』(毎日新聞社、2002)など。主な翻訳にゴルデル『ソフィーの世界』(NHK出版、1996)、『完訳クラシック グリム童話』(全5巻、講談社、2000)などがある。『描たちの森』(早川書房、1996)で第1回日独翻訳賞受賞(1998)。





【著者紹介】
ヴィクトール・E・フランクル : 1905年、ウィーンに生まれる。ウィーン大学卒業。在学中よりアドラー、フロイトに師事し、精神医学を学ぶ。第二次世界大戦中、ナチスにより強制収容所に送られた体験を、戦後まもなく『夜と霧』に記す。1955年からウィーン大学教授。人間が存在することの意味への意志を重視し、心理療法に活かすという、実存分析やロゴテラピーと称される独自の理論を展開する。1997年9月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

その他のバージョン

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著者のフランクルさんが経験した苦しみは想...

投稿日:2021/07/23 (金)

著者のフランクルさんが経験した苦しみは想像を絶するものですが、著者はその「苦しみ」に意味があると断言しています。水木しげるさんの言葉で「苦しむことから逃げちゃイカン。人生はずっと苦しいんです。苦しさを知っておくと、苦しみ慣れする。これは強いですよ。」というのがあって大変好きな言葉なのですが、それに通じる本だと思いました。 夜も眠れないほどの苦しみというのは生きていれば誰にでも訪れるものだと思いますが、それを乗り越えた先にもっと強くて優しい自分がいるのだと思います。

さまざん さん | 埼玉県 | 不明

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著者が、異常で過酷な状況に対峙している最...

投稿日:2021/04/17 (土)

著者が、異常で過酷な状況に対峙している最中にも客観的に観察し続け、そののちに二度と振り返りたくもないような記憶を辿ってここに記録するという、偉業を成し遂げた能力と努力に感銘を受けました。定期的に読みなおし続けていきたい一生ものの本です。

Ko さん | 埼玉県 | 不明

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洋書廉価版で読みましたが、非常に冷静に、...

投稿日:2012/02/06 (月)

洋書廉価版で読みましたが、非常に冷静に、そして人生の教訓として読むことができます。 著者のフランクル自身が学者であるためか、主観的になることを恐れながらも、非常に客観的で分かりやすい文になっています。論の展開もついていきやすいです。難しいこともあまり言いませんし、言うとしてもきちんと丁寧に説明をつけてくれます。 表現も豊かなので、彼と仲間の囚人達の心情や環境が脳裏に浮かぶようです。 むやみやたらに収容所の非人道性を誇張するわけではなく、体験した現実を純粋に述べ、考察し、色々なことを示してくれます。 美徳とか崇高さという話題にも時折触れますが、決して綺麗ごとではないことが窺えますので、素直に受け止めることができます。要所要所でいいこと言います。 あまりに幼いお子様意外なら、誰にとってもいい本だと思います。 特に、死にたくなったら読む一冊として薦めます。 ただし、お食事中には読まないように。

霧島ヤルル さん | 青森県 | 不明

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