ヴァインベルグ(1919-1996)
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ヴァインベルグ(1919-1996) レビュー一覧

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商品ユーザーレビュー

68件
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  • ミルガ・グラジニーテ=ティーラのデビュー・アルバム...

    投稿日:2022/01/07

    ミルガ・グラジニーテ=ティーラのデビュー・アルバムである。曲目はヴァインベルグの交響曲第2番と第21番「カディッシュ」だが、この作曲家は初めて聴く。 第2番は弦楽オケ用の作品で、クレメラータ・バルティカの演奏。この楽団も初めて聴くが、アンサンブル能力が非常に高く、特に第3楽章が聴きもの。 第21番の「カディッシュ」だが、このネーミングは、バーンスタインの交響曲にも同じものがあり、調べてみたらユダヤ教の祈りの歌とのこと。ヴァインベルグはユダヤ人らしいので合点がいく。この交響曲は、第2番と違ってオーケストレーションからいっても充実しているし、最終楽章には声楽も入り、物語性があると思った。オケはバーミンガム市響で、さすがに上手い。指揮者については、この選曲ではコメントが難しいが、デビュー・アルバムにこの選曲を持って来ること自体、只者ではない予感はある。今後のリリースに期待したい。

    Ichirokagawa さん

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  •   クレーメルによる会心の一撃!   2019年にAcce...

    投稿日:2021/05/03

      クレーメルによる会心の一撃!   2019年にAccentus MusicからリリースされたDVD(ドキュメンタリー『ギドン・クレーメル 自分の声を見つけること』)にもこのヴァイオリン協奏曲が少し登場し、いつかリリースされたら…と思っていた。今回登場した一枚はその期待にたがわぬ鬼気迫るテンションで我々に訴えかけてくる。   聴きながら、この協奏曲(そしてカップリングのソナタでも)でヴァイオリンに与えられた役割とは何だろうか、と考えた。私なりの考えではヴァイオリンは「叫ぶこと」を要求されているということだ。作曲者の声にならない(声にできない)叫びをこの楽器に込めたような気がした。ショスタコーヴィチなら声にせず音楽の裏にそのメッセージを忍び込ませるところだろうか。音楽の外見は似ているが内実はかなり違う。しかしその根底にある想いは同じな気がする。   時代は違えど、同様の空気を吸って生きてきたクレーメルにとって、自らの楽器でその叫びを再現するのは当然のことであって、すべきことでもあるのかもしれない。クレーメルから見るとヴァインベルグはそんな共感をもって接することができる作曲家なのだろう。作曲者の「伝えたいこと」を代弁することを自らに課して、使命感をもって紹介しているのだろう。いわゆる一般的な音楽マーケティングからは(おそらく)ほど遠い場所に存在するヴァインベルグの音楽にこれほど力を入れるのもそう考えると理解できる気がする。「売れ筋」とは言い難いが、そんなメッセージに耳と意識を傾けたい方に聴いていただきたい。

    うーつん さん

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  • ヴァインベルグの弦楽四重奏曲は初めて聴いたが、3曲...

    投稿日:2021/01/14

    ヴァインベルグの弦楽四重奏曲は初めて聴いたが、3曲とも極めて優れた作品であり、個人の好みでは交響曲や室内交響曲よりいい。ショスタコーヴィチに通じるシニカルな音楽だが、ヴァインベルグ特有の叙情性がどの曲にもあり、大変美しいのだ。アルカディアの演奏も抜群だ。前回バルトークが出た際シャンドスはこのカルテットの録音を継続してほしいと書いたが、どうやらその方向のようでなにより。

    フォアグラ さん

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  •  クレーメル版の弦楽合奏に打楽器を加えた作品の原曲...

    投稿日:2020/08/01

     クレーメル版の弦楽合奏に打楽器を加えた作品の原曲であるのに気づくのに少々時間がかかりました。確かにクレーメル版の打楽器は大変効果的で、弦楽合奏の切れ味が素晴らしいのですが、ビアノ五重奏曲原曲もこの作品本来の渋さが感じられて、これはこれで十分に聴き応えがあります。ショスタコーヴィチの影響を受けたとは言いながら、20台の作品とは思えないほど高い完成度があると思います。聖俗入り乱れた楽想はマーラーの世界に近いのかも知れません。

    ヤナハル さん

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  • ベートーヴェンの『交響曲第9番』以降、合唱を用いた...

    投稿日:2020/03/13

    ベートーヴェンの『交響曲第9番』以降、合唱を用いた交響曲は多く生まれているが、児童合唱を用いたヴァインベルクの『交響曲第6番』はそれらの中でも異色の作品だろう。 美しさと激しさが混じり合う音楽で、第3楽章ではヴァインベルクのユダヤ人としてのアイデンティティーが溢れている。 ウラディーミル・ランデ指揮、サンクトペテルブルク交響楽団、グリンカ・コラール・カレッジ少年合唱団が素晴らしい演奏をしている。

    ユローヂィヴィ さん

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  • パッケージ裏に「JP」(日本語字幕付き)の記載がある...

    投稿日:2020/02/23

    パッケージ裏に「JP」(日本語字幕付き)の記載があるが、実際にはついていない(韓国語字幕もついていない)。 演奏内容は良いと思う。

    Stephane さん

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  • これらのピアノ・ソナタは音数が少なく、音のない間の...

    投稿日:2019/12/12

    これらのピアノ・ソナタは音数が少なく、音のない間の部分が雄弁に語っており、そこにヴァインベルクの思想を聴くようだ。 弦楽器による無伴奏ソナタはわりと悲痛な叫びを感じる時があるが、ピアノ・ソナタでは静かに思索にふけるという印象がある。 透明感のあるブルーミナのピアノの音色も美しい。

    ユローヂィヴィ さん

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  • これらの4つの無伴奏ヴィオラ・ソナタからはヴァイン...

    投稿日:2019/12/12

    これらの4つの無伴奏ヴィオラ・ソナタからはヴァインベルクの孤独な叫びを聴くようだ。 ずば抜けて素晴らしいのは第4番。 この作品でヴァインベルクはヴィオラを通じて表現したいことをやり尽くした感じがする。

    ユローヂィヴィ さん

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  • 2曲のフルート協奏曲に、フルートと弦楽オーケストラ...

    投稿日:2019/12/04

    2曲のフルート協奏曲に、フルートと弦楽オーケストラのための『12の小品』、フルートとピアノのための『5の小品』を収録する。 フルートという軽やかで美しい響きを持つ楽器を主役にしているだけに、ヴァインベルクもその特色を生かした作曲をしている。

    ユローヂィヴィ さん

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  • 交響曲第19番『輝かしき5月』は交響曲第17番から始ま...

    投稿日:2019/11/29

    交響曲第19番『輝かしき5月』は交響曲第17番から始まった戦争三部作を締めくくる作品。作品番号が進むにつれて作品が明るく、分かりやすくなってきている事がわかる。 戦争の悲惨な面を最も感じさせるのが第17番。 第18番は詩によって戦争の悲惨さが訴えられているが、悲しみを乗り越えて平和への希望が感じられる。 そして第19番に至ってヴァインベルクは戦争体験を乗り越えられたのではないだろうか? 第19番はヴァインベルクの交響曲の中でも特にシンプルな音楽に感じられた。 交響詩『平和の旗印』も交響曲第19番同様にシンプルで直接的な音楽になっている。

    ユローヂィヴィ さん

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