CD

川畠成道(Vn)歌の翼に

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
VICC60142
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

目を閉じれば、心が見える<br>「歌の翼に」川畠成道(ヴァイオリン)<br>彼の演奏会は毎回、鳴り止まない拍手とアンコールの応酬が続く。単なる「視覚障害を持つヴァイオリニスト」という同情だけでは無いことは、その演奏を一度でも聞いた人であれば納得がいくはずだ。彼には大きなコンクール受賞歴も無ければ、CDもなかった。彼の演奏そのものが、聴衆の一人一人に真に自分の音楽を語りかけ、それが感動を呼び起こすのだ。<br>彼が視力をほぼ失ったのは8歳の時。祖父母と一緒の米国旅行中に風邪をひき、その時に飲んだ薬が原因である。副作用で「生存率5%」の重体となり、ロサンゼルスの病院に運び込まれた。奇跡的に命をとりとめたものの、後遺症が残った。家族の言葉を借りれば、突然舞い込んだ不幸に「絶望のどん底」に陥るが、悲しんでばかりはいられなかった。<br>10歳の時、父親と同じヴァイオリン奏者の道を選んだ。ヴァイオリン奏者としてはかなり遅いスタートだ。けれども彼は持ち前の頑張りで、両親が模造紙に書き写した五線譜を壁に貼り、一枚一枚はぎ取りながら弾いて練習を重ねた。その数は百枚以上、部屋は大きな模造紙で一杯になった。<br>それからわずか3年後。彼は巨匠、アイザック・スターンの公開レッスンでそのヴァイオリンを披露するという幸運に恵まれた。生徒を一人の音楽家として対等に扱う彼のレッスンは率直で厳しいことで有名だが、そのスターンが「すばらしい」と連発した。やがて彼は桐朋学園高校、同大学で学び、さらに恩師江藤俊哉氏のすすめでロンドンの英国王立音楽院の大学院に進学。そして97年、同音楽院を首席で卒業。ここでも彼は、同時に四半世紀に一度催されるたいへん由緒ある記念コンサートでソリストに抜擢される、という大きな栄誉とチャンスに恵まれた。ブルッフの「スコットランド幻想曲」を弾き終えたとき、総立ちの聴衆が床を踏みならしながら熱狂的に讚えたその時こそ、川畠成道がプロの演奏家としての一歩を踏み出した瞬間だった。そして彼には、王立音楽院史上二人目の「スペシャル・アーティスト・ステイタス」の称号を与えられた。<br>その栄誉は日英マスコミでも取り上げられ、その英国での感動が冷めやらぬわずか数ヶ月後の98年3月、母国日本においても、いきなりサントリーホールという桧舞台で、小林研一郎指揮による日本フィルとの共演でデビューを果たす。メンデルスゾーンのコンチェルトを弾き終ったとき、聴衆の熱狂的な拍手は10分近く鳴り止まなかった。続く紀尾井ホールの初ソロ・リサイタルでは、いつまでも鳴り止まない聴衆の拍手に対し、彼は延々5曲アンコールで応えた。<br>現在彼は、母親と二人でロンドンで暮らしている。「英国に来てレッスンだけが音楽の勉強ではないことがわかりました。バスの乗り降りなどの際に見せる英国人の優しさや親切、心の豊かさを感じ、演奏の表現が豊かになりました」と語る成道。現在では譜面は全く見えず、母親が一小節ずつ弾くピアノの音で楽譜を覚える。一日の大半を練習に当て、更なる目標に向かって前進する毎日である。江藤俊哉氏は「川畠君が単に技術だけで終らない、その向こうに聞こえてくる人間の心を伝えることのできる、数少ない真の音楽家に育ってくれたことを思うとき、彼の成長に関わることができたことは私の誇りです。将来の日本ヴァイオリン界をリードする音楽家として大きな期待と喜びを胸に、これからも川畠君の歩みを静かに見守っていきたいと思います。」と語っている。<br>文責;ビクターエンタテインメント<br><br>DATA<br>タイトル;歌の翼に<br>収録曲;<br>01.愛の挨拶 作品12(エルガー)<br>02.ヴォカリーズ 作品34の14(ラフマニノフ)<br>03.歌の翼に 作品34の2(メンデルスゾーン/編曲:ハイフェッツ)<br>04.ノクターン 嬰ハ短調 遺作(ショパン/編曲:ミルシュテイン)<br>05.ツィゴイネルワイゼン 作品20(サラサーテ/編曲:フランチェスカッティ)<br>06.タイスの瞑想曲(マスネ/編曲:マルシック)<br>07.カルメン幻想曲 作品25(サラサーテ/編曲:フランチェスカッティ)<br>08.伝説曲 ト短調 作品17(ヴィエニャフスキ)<br>09.創作主題による変奏曲 作品15(ヴィエニャフスキ)<br>演奏;川畠 成道(ヴァイオリン) ダニエル・ベン・ピエナール(ピアノ)<br>録音;96KHz 24bit Original Recording 1999年10月(群馬)笠懸野文化ホール

内容詳細

1998年3月、サントリーホールでデビュー。以来、すべてのコンサートでソールド・アウト状態が続いている注目のヴァイオリニスト、川畠成道の小品集。その技量と美音に、視覚障害者というただし書きは不要だ。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

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明らかに「他とは違う音」を持っているヴァ...

投稿日:2016/09/16 (金)

明らかに「他とは違う音」を持っているヴァイオリニストである。例えばDオイストラッフやAグルミィオーの演奏を「まろやか」と評するとすれば、川畠氏のつむぎだす音は「細くて薄い」。チョンキョンファの演奏を「熱い」と表するとしたら、川畠氏の音触は、人魂のように「温度を感じない熱さ」だ。これは決して貶しているわけではないが、好みは分かれるかもしれないなぁと思う。、

エーテルの風 さん | 長野県 | 不明

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