CD 輸入盤

フリッツ・クライスラー/EMIレコーディングス(10CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
2650422
組み枚数
:
10
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


フリッツ・クライスラー/EMI録音集(10CD)

ヴァイオリニストで作曲家のフリッツ・クライスラー[1875-1962]のヨーロッパ時代、63歳までの録音からのコレクション。ベートーヴェン、ブラームス、メンデルスゾーンなどのヴァイオリン協奏曲で2種類の録音の比較ができるほか、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集、自作ヴァイオリン小品集に、さまざまな作曲家の小品集、そして自作の弦楽四重奏曲などを収録しています。
 クライスラーは1939年、第2次世界大戦開戦の年に渡米して1941年に交通事故に遭い、1950年に引退、1962年に亡くなるまでアメリカで活動していたので、コンディションの良いヨーロッパ時代の録音は、クライスラー理解に欠かせないものとして大きな存在価値があります。(HMV)

【ヴァイオリン協奏曲】
9種類の音源を収録。ベートーヴェン、ブラームス、メンデルスゾーン、モーツァルト(第4番)についてはそれぞれ2種類ずつ収録し、ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番は1種類収録。ブレッヒやバルビローリ、サージェント、グーセンスらとの共演です。

【室内楽】
ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタをフランツ・ルップとの共演で録音した全集と、自作の弦楽四重奏曲イ短調を収録。弦楽四重奏曲ではクライスラー弦楽四重奏団が演奏しています。

【ヴァイオリン小品集】
作曲家でもあったクライスラーは気の利いた小品をたくさん書きましたが、ここでは自作自演を11曲収録。編曲の自演も17曲収録し、その他の小品を5曲と、計33曲でクライスラの洒落た演奏を味わうことができます。(HMV)

【収録情報】

Disc1
● モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調K218(カデンツァ:クライスラー)
 ランドン・ロナルド(指揮)管弦楽団
 1924年録音

● ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61(カデンツァ:クライスラー)
 ベルリン国立歌劇場管弦楽団
 レオ・ブレッヒ(指揮)
 1926年録音


Disc2
● モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調K218(カデンツァ:クライスラー)
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 マルコム・サージェント(指揮)
 1937年録音

● ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61(カデンツァ:クライスラー)
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 ジョン・バルビローリ(指揮)
 1936年録音


Disc3
● メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64
 1926年録音

● ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77(カデンツァ:クライスラー)
 1927年録音
 ベルリン国立歌劇場管弦楽団
 レオ・ブレッヒ(指揮)


Disc4
● メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 ランドン・ロナルド(指揮)
 1935年録音

● ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77(カデンツァ:クライスラー)
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 ジョン・バルビローリ(指揮)
 1936年録音


Disc5
● ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26
 ロイヤル・アルバート・ホール管弦楽団
 ユージン・グーセンス(指揮)
 1924年録音

● クライスラー:弦楽四重奏曲イ短調
 クライスラー弦楽四重奏団
  フリッツ・クライスラー、トマス・ピーター:ヴァイオリン
  ウィリアム・プリムローズ:ヴィオラ、ローリー・ケネディ:チェロ
 1935年録音


Disc6
● ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調Op.12-1
● ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.12-2
● ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調Op.12-3
● ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調Op.23
 フランツ・ルップ(ピアノ)
 1935年録音


Disc7
● ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24『春』
● ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調Op.30-1
● ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調Op.30-2
 フランツ・ルップ(ピアノ)
 1936年録音


Disc8
● ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調Op.30-3
● ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調Op.47『クロイツェル』
● ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調Op.96
 フランツ・ルップ(ピアノ)
 1936年録音


Disc9
● クライスラー:ウィーン奇想曲Op.2(1936年録音)
● クライスラー:中国の太鼓Op.3 (1936年録音)
● クライスラー:美しきロスマリン(1938年録音)
● クライスラー:ジプシーの女(1938年録音)
● クライスラー:愛の悲しみ(1938年録音)
● クライスラー:愛の喜び(1938年録音)
 フランツ・ルップ(ピアノ)

● バッハ/クライスラー編:パルティータ第3番ホ長調BWV1006〜ガヴォット
 フランツ・ルップ(ピアノ)
 1938年録音

● クライスラー:気取った曲(クープランの様式による)
● クライスラー:ルイ13世の歌とパヴァーヌ(クープランの様式による)
 ミハエル・ラウハイゼン(ピアノ)
 1930年録音

● モーツァルト/クライスラー編:セレナード第7番ニ長調K250『ハフナー』〜ロンド
● クライスラー:ロンディーノ(ベートーヴェンの主題による)
 フランツ・ルップ(ピアノ)
 1938年録音

● シューベルト/クライスラー編:ロザムンデD797〜バレエ音楽ト長調
● ヴェーバー/クライスラー編:ヴァイオリン・ソナタ へ長調〜ラルゲット
 ミヒャエル・ラウハイゼン(ピアノ)
 1930年録音

● バッハ:ソナタ第1番ト短調BWV1001〜アダージョ(1926年録音)
● シューマン/クライスラー編:ロマンス イ長調Op.94-2(1927年録音)
 アルパド・シャンドール(ピアノ)


Disc10
● メンデルスゾーン:無言歌第25番ト長調Op.62-1『5月のそよ風』
 アルパド・シャンドール(ピアノ)
 1926年録音

● ショパン/クライスラー編:マズルカ第45番イ短調Op.67-4(遺作)
● ポルディーニ/クライスラー編:踊る人形
● ドヴォルザーク/クライスラー編:ユーモレスクOp.101-7
● チャイコフスキー/クライスラー編:弦楽四重奏曲第1番ニ長調Op.11〜アンダンテ・カンタービレ
● リムスキー=コルサコフ/クライスラー編:『金鶏』〜太陽讃歌
● リムスキー=コルサコフ:インドの歌
 フランツ・ルップ(ピアノ)
 1938年録音

● グラズノフ/クライスラー編:スペインのセレナーデOp.20-2
 ミヒャエル・ラウハイゼン(ピアノ)
 1930年録音

● トラッド/クライスラー編:ロンドンデリー・エア
● スコット/クライスラー編:はすの国Op.47-1
 フランツ・ルップ(ピアノ)
 1938年録音

● ファリャ/クライスラー編:7つのスペイン民謡〜第4曲「ホタ」
 ミヒャエル・ラウハイゼン(ピアノ)
 1930年録音

● ファリャ/クライスラー編:はかない人生〜スペイン舞曲第1番
 フランツ・ルップ(ピアノ)
 1938年録音

● ブランドル/クライスラー編:オールド・リフレイン
● ホイベルガー/クライスラー編:オペラ舞踏会〜真夜中の鐘
 ミヒャエル・ラウハイゼン(ピアノ)
 1930年録音

● クライスラー:ディッタースドルフのスタイルのよるスケルツォ
 クライスラー弦楽四重奏団
 1935年録音

● バッハ/ウィルヘルミ編:エア(管弦楽組曲第3番より)
 ピアニスト不詳
 1903年録音

● クライスラー:プロヴァンスのオーバード(クープランのスタイルによる)
 1911年録音

● チャイコフスキー:無言歌Op.2-3
 1903年録音

 フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. 3. Rondo: Allegro

ディスク   2

  • 01. 3. Rondo: Allegro

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総合評価

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廃盤になりそうでしたので慌てて購入しまし...

投稿日:2019/07/27 (土)

廃盤になりそうでしたので慌てて購入しました。書評通りの名演奏でかつ以前よりノイズリダクションの技術の向上で聞きやすくなっていて、もし迷われているなら、ダブっても買いだと思います。

スズ さん | 東京都 | 不明

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クライスラーのEMI全録音のみならず、彼の...

投稿日:2012/10/12 (金)

クライスラーのEMI全録音のみならず、彼の残した主な録音がここにそろっている。この値段で協奏曲やベートーヴェンのソナタ、自作などが聴けるのは有難い企画だ。これにラフマニノフとの共演などのRCA録音が加われば、彼の録音の9割は揃うことになる。今の感覚では、クライスラーの演奏は、音程が甘いなど技巧的に限界を感じさせる部分があるが、昔懐かしい柔らな音色、気品、歌心など独特の魅力がある。あらえびす氏がかつて指摘していたとおり、協奏曲は音質をとるならバルビローリ盤、演奏をとるならブレッヒ盤だが、LP時代のGRシリーズ同様、ベートーヴェンでは低弦が歪みでビリつく部分があるなど、復刻は必ずしも成功していないのは、オバートソーン氏の復刻によるNAXOS盤を聴くと明らかだ。これからも、EMIが再リマスターをせず、この音質のままで次代に伝えていくつもりかは知らないが、自社の既存の復刻音源を他社の製品と比較して、改善しようとする姿勢が薄いのが惜しい。音楽の歴史遺産は、何もフルトヴェングラーだけではない。フルヴェンの音源のリマスターは何度も行われているが、ほかの往年の巨匠の音源にも当然同様の措置が必要だと個人的には思う。というわけで、曲によっては、Naxos盤もあわせてお持ちになることをお勧めする。

eroicka さん | 不明 | 不明

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メンコン,ブラコンが空前の名演!どちらも...

投稿日:2010/07/24 (土)

メンコン,ブラコンが空前の名演!どちらも2種の録音があるが,メンコンのほうは36年盤,ブラコンはブレッヒとの演奏が良い。どちらも思いっきりロマンチックにやった演奏で,メンコンの1楽章では冒頭から痺れるし,中間部の静かなメロディーの所の歌いまわしがとっても上手い。ブラコンも1楽章の綺麗な旋律の所をこんなに歌ってる人もあるまい。(いや,もう一人いたな。ティボー。ブラコンは彼とこのクライスラーと双璧だ)。それと,小品が絶品。商品が絶版になる前に買っておきたい笑 愛の悲しみ(これは実は本CDのルップ盤よりもRCAのラムソン盤のほうが出来がよいが)や美しきロスマリン,ロンドンデリーなど有名作品ももちろんいいのだが,ウェーバーのソナタ,ショパンのマズルカ45番,グラズノフのスペインのセレナーデなどが実に粋。ショパンのマズルカは原曲よりも絶対に良いと思う。このほかクライスラーの小品ではRCAから出ているクライスラー愛奏曲集というCDのものもお薦め。ドビュッシーの小舟にてとかドホナーニのハンガリー牧歌などロマンチックな小品がたくさんはいってる。

オットー さん | 鳥取県 | 不明

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