『2本のヴァイオリンのためのソナタ集〜ギユマン、ルクレール、ギュイニョン、マンジャン』　ヨハネス・プラムゾーラー、ロルダン・ベルナベ

プラムゾーラー新録音！
2本のヴァイオリンのためのフランスのソナタ集！

南チロルから世界へと羽ばたいた21世紀世代のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラー。アンサンブル・ディドロやインターナショナル・バロック・プレーヤーズを主宰し、師であるレイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックのメンバーとしても活躍する若き名手です。プラムゾーラーの自主レーベル「Audax Records」からは、これまでも様々な「知られざる作品」を発掘・録音し、ドイツ・レコード批評家賞ノミネートを始めとする国際的な評価を得てきました。
　最新作は、通奏低音を伴わない2本のヴァイオリンだけによるフランスのソナタ集。共演は、2014年からアンサンブル・ディドロのメンバーとして活躍しているスペイン出身のバロック・ヴァイオリニスト、ロルダン・ベルナベ。
　ヴァイオリンのソロ楽器としての役割を発展させたイタリアのヴィルトゥオージティがフランスに押し寄せ、多くのヴァイオリンの名手が集った18世紀中頃のパリが舞台。モンドンヴィルとともに人気ヴァイオリン・デュオとして活躍したとジャン＝ピエール・ギュイニョン（ギニョン）[1702-1774]。並み居る名手たちの中でもとりわけ才能豊かで、熱狂的で、悲劇的でもあったルイ＝ガブリエル・ギユマン[1705-1770]。詳細な経歴は不明ですがコンセール・スピリチュエルに於いて「高名なヴァイオリニスト」と称されていたエティエンヌ・マンジャン[c.1710-c.1756]。そして、この編成の作品としては比較的知られているジャン＝マリー・ルクレール[1697-1764]。イタリアの技巧とフランスの優雅さを組み合わせ、華麗に発展したヴァイオリン二重奏のための作品を収録しています。（photo by Julien Benhamou）（輸入元情報）

【収録情報】
1. ギユマン：ソナタ ニ短調 Op.4-2
2. ルクレール：ソナタ 変ロ長調 Op.12-6
3. ギュイニョン：2本ヴァイオリンのための小品 Op.8より（未開人、タンドルマン*、ラ・フュルステムベルク*）
4. ギュイニョン：スペインのフォリアによる新しい変奏曲 Op.9
5. マンジャン：ソナタ ト短調 Op.3-6*

　ヨハネス・プラムゾーラー（ヴァイオリン／1713年ピエトロ・ジャコモ・ロジェリ製作）
　ロルダン・ベルナベ（ヴァイオリン／1748年ダヴィド・テヒラー製作）

　録音時期：2017年1月24-27日
　録音場所：イタリア、トーブラッハ、グスタフ・マーラー・ザール
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）
　日本語解説付き
　*＝世界初録音