ワーグナー（1813-1883）

聖金曜日の奇蹟～アバド／ワーグナー・アルバム　アバド／ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

評価 : 5.0

(6)

レビューを見る

基本情報

ジャンル

クラシック

カタログNo

UCCG1149

組み枚数

レーベル

ユニバーサルミュージック

発売国

日本

フォーマット

商品説明

聖金曜日の奇蹟～アバド＆BPO／ワーグナー・アルバム
国内盤は『ワルキューレの騎行』入り！

アバドはベルリン・フィルの芸術監督任期[1990-2002]の終わり近くに、『パルジファル』をザルツブルク復活祭音楽祭で舞台上演して絶賛を博しましたが、ドイツ・グラモフォンによって制作されたこのワーグナー・アルバムには、そのときの上演と平行してセッション録音された『パルジファル』からの組曲(アバド編)と、『タンホイザー』序曲が収められ、さらに本拠地ベルリン、フィルハーモニーでの『トリスタンとイゾルデ』前奏曲と愛の死、そして『ワルキューレの騎行』が収録されています。　聴きものは何といっても『タンホイザー』の力強い巡礼の主題のあとに訪れる『パルジファル』の美麗なオーケストラ・サウンドと透明な合唱の織り成す崇高な世界でしょうか。続く『トリスタンとイゾルデ』前奏曲と愛の死での情念の描き方も実に美しく、これでアルバムが終わっても十分ですが、日本盤ではさらにアンコール的なボーナスとして『ワルキューレの騎行』が入っているのも嬉しいところです。

リヒャルト・ワーグナー
・歌劇『タンホイザー』～序曲　14:19
　録音：2002年3月、ザルツブルク、祝祭大劇場(デジタル録音)

・舞台神聖祭典劇『パルジファル』～第１幕への前奏曲　12:35
　録音：2000年11月、ベルリン、フィルハーモニー(デジタル録音)

・舞台神聖祭典劇『パルジファル』～第３幕からの組曲（アバド編）　25:50
　Feierlich bewegt　3:10
　Sehr ruhig, ohne Dehnung　6:31
　鳴り響く鐘と騎士たちの入場　9:05
　パルジファルが聖槍を高く掲げる　7:04
　録音：2002年3月、ザルツブルク、祝祭大劇場(デジタル録音)

・楽劇『トリスタンとイゾルデ』～第１幕への前奏曲　10:23
　録音：2000年11月、ベルリン、フィルハーモニー(デジタル録音)

・楽劇『トリスタンとイゾルデ』～愛の死　6:42
　録音：2000年11月、ベルリン、フィルハーモニー(デジタル録音)

・楽劇『ワルキューレ』～第３幕前奏曲（ワルキューレの騎行）　5:03
　録音：2000年11月、ベルリン、フィルハーモニー(デジタル録音)

　スウェーデン放送合唱団
　合唱指揮：サイモン・ハルジー
　ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
　指揮：クラウディオ・アバド

内容詳細

2002年でベルリンpoのポストを去ったアバドの有終の美を飾る録音の一つ(「タンホイザー」と「パルジファル」はまさに退任直前の収録で、演奏もこちらがより優れている)。クリアな響きのままに音楽の温度や密度を高く飛翔させるアバド美学の到達点を聴くことができる。★(ま)(CDジャーナル　データベースより)

その他のバージョン

聖金曜日の奇跡アバド/ワーグナー・アルバムのバージョン一覧へ

CD

聖金曜日の奇蹟～ワーグナー・アルバム　クラウディオ・アバド＆ベルリン・フィル

￥2,297 EUR 盤輸入盤 2003年06月17日発売

収録曲

ユーザーレビュー

すべてのユーザーレビューを見る

総合評価

5.0

レビューを書く

また素晴らしい音楽と出会うことができた。...

投稿日：2019/05/19 (日)

また素晴らしい音楽と出会うことができた。アバドの偉大さ、そしてベルリン・フィルのすごさがよく出ています。アバドとベルリン・フィルのコンビの最高クラスの演奏ではないかと思います。ベルリン・フィルとの終盤期から最晩年では少々迷走してしまった感もあるアバドと思っていましたが、そんな時期にこんな演奏をしていたことからすると、それまでとは違った新たな音楽を模索していたのだろうと認識させられた。また個人的には、私の音楽人生のスタートのきっかけがロンドン時代のアバドであり、その後の姿がこの音楽であると思うと非常に感慨深いものがある。

せごびあさん | 愛知県 | 不明

美しい録音と演奏です。素晴らしいです。

投稿日：2013/09/19 (木)

美しい録音と演奏です。素晴らしいです。

カズニンさん | 東京都 | 不明

これはアッバードの数多い録音の中でも屈指...

投稿日：2011/03/10 (木)

これはアッバードの数多い録音の中でも屈指の名盤である。輪郭のはっきりしない音楽世界が悠揚迫らぬ時間間隔で流れ、それはそれは壮大で、しかも美しい。はっきりしない輪郭の雲間から美しい主旋律が登場すると、なんともいえない感動に襲われる。『鳴り響く鐘と騎士たちの入場』の悠然とした音楽の盛り上がりとクライマックスの圧倒的な響きの感動は、半端ではない。これだけ緻密で大きな感動をもたらしてくれる演奏の、なぜ全曲をグラモフォンは発売しなかったか。とても、とても残念に思う。

ジャン＝ルイさん | 千葉県 | 不明

ワーグナー（1813-1883）に関連するトピックス

【発売】ラトル＆バイエルン放送響／ワーグナー：『ジークフリート』（3C... 2023年2月のライヴ録音。ラトル＆バイエルン放送響が2015年から進めてきた『ニーベルングの指環』演奏会形式上演の... HMV&BOOKS online|2023年10月06日 (金)　18:55
【LP】クレンペラーのワーグナー管弦楽曲集が登場ワーナークラシックスの完全な録音集BOXから、ワーグナー3枚分のアルバムを、180g重量盤LPで数量限定生産。 HMV&BOOKS online|2023年08月25日 (金)　11:00
【発売】クナ／1955年バイロイト、ワーグナー：『パルジファル』全曲（... お宝音源が出現！長年録音がないと思われていた1955年バイロイト音楽祭でのクナッパーツブッシュのワーグナー：『パルジ... HMV&BOOKS online|2023年07月13日 (木)　19:00
【LP】ショルティ生誕110周年・没後25周年記念デッカ・レーベルの総力を結集した史上最高の録音、ショルティによる『ニーベルングの指環』の2022年版リマスタリング。 HMV&BOOKS online|2023年06月30日 (金)　13:00
【LP】ショルティ生誕110周年・没後25周年記念デッカ・レーベルの総力を結集した史上最高の録音、ショルティによる『ニーベルングの指環』の2022年版リマスタリングが... HMV&BOOKS online|2023年03月31日 (金)　11:00
【LP】ショルティ生誕110周年・没後25周年記念デッカ・レーベルの総力を結集した史上最高の録音、ショルティ『ニーベルングの指環』の2022年版リマスタリングLP。 HMV&BOOKS online|2022年12月11日 (日)　19:00

管弦楽曲に関連する商品情報

【発売】ラトル＆LSO／ブリテン：青少年のための管弦楽入門、鎮魂交響曲... SACDハイブリッド盤。2018年～2021年ライヴ録音。ラトル＆ロンドン交響楽団によるブリテン作品集が登場。『シン... |3日前
J・ウィリアムズ、サイトウ・キネンo／『John Williams i... レジェンド、ジョン・ウィリアムズがサイトウ・キネン・オーケストラと共演した、2023年9月5日サントリーホールでのコ... |4日前
チェリビダッケ＆シュトゥットガルト放送響／J・シュトラウス2世名演集 1981年～1983年シュトゥットガルト、リーダーハレでのステレオ・ライヴ。チェリビダッケ＆シュトゥットガルト放送響... |5日前
フルヴェン＆トリノRAI響、ローマRAI響／ワーグナー：管弦楽曲集 1952年にフルトヴェングラーが公開放送録音でおこなったワーグナーの管弦楽名曲集（全5曲）。ミラノ・ディスコス社が制... |6日前
【発売】ジョン・ウィルソン＆SOL／弦楽のための作品集～エネスコ、イザ... SACDハイブリッド盤。ジョン・ウィルソン＆シンフォニア・オブ・ロンドンの最新盤は、エネスコ、イザイ、バツェヴィチに... |2024年04月15日 (月)　07:30
モーツァルト：ディヴェルティメント、セレナード全集（9CD）マンハイム室内管、チェコ室内フィル、アマティ室内管、ノイエス・バッハ・コレギウム・ムジクムによる演奏。モーツァルトの... |2024年04月10日 (水)　19:00