CD

管弦楽曲集 ラインスドルフ&ボストン交響楽団(XRCD)

ワーグナー(1813-1883)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
JMXR24053
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD
その他
:
Xrcd

商品説明

XRCD24
RCAレッド・シール・アルティメイト・リマスタリング・エディション

ワーグナー:管弦楽曲集
ラインスドルフ&ボストン交響楽団(世界初CD化)

ワーグナーのオペラを知り尽くした巨匠ラインスドルフの名演!
ボストン響の精密な響きを再現する優秀録音・世界初CD化。
 ウィーン生まれの巨匠、エーリヒ・ラインスドルフ(1912−1993)は、1962年にミュンシュの後任としてボストン交響楽団の音楽監督に就任、1969年まで7シーズンにわたってその地位にあり、精密精緻を極めた指揮で、私情を排したストレートな音楽作りを行ない、前任者と際立った対照をなしました。戦前のザルツブルク音楽祭でトスカニーニのアシスタントをつとめたことからもその音楽性が窺い知れますが、レパートリー面でも、ミュンシュがあまり取り上げなかったハイドンやモーツァルトなどの古典派、ブルックナー、マーラーやプロコフィエフの作品を積極的に演奏して、オーケストラの機能をより多彩に拡大しています。録音面では、ボストン在任中、モーツァルト、ハイドン、ベートーヴェン、ブラームス、シューマン、ブルックナー、マーラー、プロコフィエフの交響曲、ワーグナー、コダーイ、ストラヴィンスキーの管弦楽曲、ルービンシュタイン、ブラウニングらとの協奏曲、モーツァルト、ブラームス、ヴェルディのレクイエムにいたる、大量の録音をRCAに残しています。
 ラインスドルフのボストン響録音は、LPではRCAが開発したばかりのダイナグルーヴ・システムでカッティングされていたため、ひずみ感を少なくするためダイナミック・レンジが平均化されてしまう傾向があり、その真価が十分に認識されませんでした。しかし、リビング・ステレオ期の経験を経て完成の域に達していたRCAの3チャンネルの収録技術は、ラインスドルフの指揮が生み出す多彩な木管の色彩感や、規律の取れたボウイングによるしなやかに引き締まった弦楽パートの響きなどを余すところなく捉え、音響効果抜群のボストン・シンフォニー・ホールに響くオーケストラの細部の明晰さとマスの迫力の絶妙なバランスを再現することが出来ていたのです。それゆえオリジナル・マスターから直接リマスタリングされるようになったCD時代になってようやくその真価が認められるようになりました。
 1968年録音の当アルバムは、ラインスドルフが得意としたワーグナーのオペラの管弦楽曲を集めたもの。第2次世界大戦中にメトロポリタン歌劇場でワーグナー上演を一身に担い、その音楽語法に精通していたラインスドルフは、自ら「指環」や「パルジファル」から演奏会用のオーケストラ抜粋版を編むほどのこだわりを持っていました。ここでは、ワーグナー中期のオペラの序曲と前奏曲が4曲選ばれており、細部まで緻密に配慮をこらしてワーグナーのオーケストレーションの粋を見事に再現しています。特に、対位法的楽想を明解に際立たせた「マイスタージンガー」、ボストン響のシルキーで官能的な弦をたっぷり生かした「トリスタン」は名演。なお「トリスタン」は、比較的珍しいワーグナー自身による演奏会用のエンディングを使用しています。解説:満津岡信育。(BMG)

収録曲
リヒャルト・ワーグナー:
1.『さまよえるオランダ人』序曲 [09:56]
2.『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕への前奏曲 [09:43]
3.『トリスタンとイゾルデ』第1幕への前奏曲(演奏会用エンディングによる) [11:41]
4.『タンホイザー』序曲 [13:36]
 ボストン交響楽団
 エーリヒ・ライスドルフ(指揮)

 録音時期:1967年10月30日(1, 2)、1967年12月19日(3)、1967年12月19,22日(4)
 録音場所:ボストン、シンフォニー・ホール(ステレオ録音)
 オリジナル・プロデューサー:リチャード・モア
 オリジナル・レコーディング・エンジニア:アンソニー・サルヴァトーレ
 オリジナル・マスター:3チャンネル
 リマスタリング・エンジニア:杉本一家(JVC)
 仕様:JVC K2 24 BIT REMASTERING
 初出:LSC-3011(1968年5月発売)
 日本盤初出:SRA-2506(1968年9月発売)

内容詳細

全曲ともまったく初めてCD化されるもの。古いステレオ録音ゆえに多少の音の汚れはあるが、カッチリとした音像、そして押し出しの強い雰囲気はアナログ特有のものだろうか。見通しの良い、すっきりと明るく鳴り響くワーグナーで、なかなか良い。(白)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

  • 01. Wagner: Der Fliegende Hollander: Overture [09:56]
  • 02. Die Meistersinger von Nurnberg: Prelude Act 1 [09:43]
  • 03. Tristan und Isolde: Prelude Act 1 [11:41]
  • 04. Tannhauser - Overture [13:36]

ユーザーレビュー

総合評価

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秀逸な録音の多いラインスドルフのXRCDとあ...

投稿日:2024/03/14 (木)

秀逸な録音の多いラインスドルフのXRCDとあって此の半年間程、オークションに入札するなどして入手に奔走して来たが、希望プライスとのミスマッチ等から中々思うに任せない状況が続いたが、此の程、本商品を幸いにして偶然にもHMV―BOOKSの掲載欄に見つけ、マッハのタイミングでようやく手にする運びと成った。結論から述べると本盤は最近迄筆者の中に在った期待とは裏腹な不満の意の表出を禁じ得ないものと化したと言う事だ。同一規格のラインスドルフ指揮に依るハーリ・ヤーノシュや火の鳥は、至って卓越した録音で充分納得の行く完成度を示すものたり得ているが、本ディスクは、音楽が佳境に達してオケ全体が最強奏に転ずると音声が歪みかけ、全体として混濁した淀みをきたすものと化している。本来、当規格は、比類無き透明感と抜群の解像度を誇る極めて鮮度の高いサウンドが売りであり、魅力の筈だが本盤からは其の美徳、特性が殆ど享受できず、ひょっとすると此処では本家本元のマスターテープより派生したサブマスターを音源としている可能性も否定出来ず、少なくとも録音時の過剰入力が関与している事は疑いの無い処と目される。更に加うれば、当盤が世界初CD化と言うキャッチフレーズの下でリリースされている辺りに裏事情としての必ずしも本意とは言い難いサウンドの存在が垣間見られる様な気がして来るのは筆者のみだろうか。然るに此のブランド規格の名誉の為にもメーカーサイドにも商品化に関しては、もう少々慎重な対応、姿勢が有っても良かったのではと感じたりもしている。パフォーマンスについてはラインスドルフは、ワーグナーをレパートリーの中核に据えていたと言われているが、同作曲家をイメージした際に筆者としては金管の分厚い力感漲る号砲を想起したくなる処だが、此処ではブラス陣が抑制気味で鳴りを潜めて居り、筆者的には、70年代半ばに4chセッションで録音されたカラヤン BPOとの対比に於いて一歩及ばない感が否めないと言うのが率直な印象だ。何れにせよ、当ディスクをXRCD初体験として傾聴する向きが在ったとすると誤解を回避する意味合いからも当規格本来の真なる実力はこんなものでは無いと豪語せずには居られ無い。

おいづる さん | 山梨県 | 不明

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グイグイと惹き込まれるテンポ感は第9と同...

投稿日:2011/07/03 (日)

グイグイと惹き込まれるテンポ感は第9と同様ですが、こちらもやや呼吸が浅い感じが付きまといます。しかしながら、音の洪水に浸るばかりがワーグナーではないとも思いますので、私は好みです。

いなまる さん | 埼玉県 | 不明

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ボストン響の弦楽アンサンブルが最高、特に...

投稿日:2009/02/22 (日)

ボストン響の弦楽アンサンブルが最高、特にトリスタンとイゾルデ前奏曲の絶妙なニュアンスは身震いするほど完璧です!録音も驚異的です、ラインスドルフ時代のボストン響の名録音にこれからも光が当たりますように!

boss/ボス さん | 長野県 | 不明

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